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中学生と考える未利用資源を活用したアップサイクルビジネス 三重県産ヒノキの間伐材から精油を製造する辻製油が、地域の中学校の探求学習にメンターとして参画 環境にやさしい価値創造型のビジネスを指導



三重県のヒノキの森


辻製油 ヒノキ精油事業


「わくわく嬉野学」昨年の講義風景


ヒノキ精油の水蒸気蒸留の様子

辻製油株式会社(所在地:三重県松阪市嬉野新屋庄町565-1、代表取締役社長:辻 威彦)は、6月9日(金)から数回にわたり、地元の松阪市立嬉野中学校(三重県松阪市嬉野下之庄町1725、校長:山下 隆久)2年生の探求学習「わくわく嬉野学」の授業において、民間企業として初めてメンターとして参画し、「環境にやさしいものづくり」をテーマとした、地域の未利用資源を活用して価値を創造するビジネスについて指導します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/358105/LL_img_358105_1.jpg
三重県のヒノキの森

辻製油 ヒノキ事業 ウェブページ: https://www.tsuji-seiyu.co.jp/agriculture/hinoki.html


【辻製油のヒノキ事業について】
辻製油はとうもろこしや菜種から食用油を製造する搾油事業の他に、地元三重県産のヒノキの間伐材などからヒノキ精油を抽出し、アロマオイルや香水の原料として販売する事業を行っています。主に燃料用としてしか価値がないと考えられてきた間伐材を、原料用として適正な価格で購入し、自社の持つ油の抽出技術を活用することで、付加価値の高い“精油”という製品にアップサイクルし販売しています。森林経営の収益性を高めることで持続的な山林管理を促すと同時に、自社も持続的なビジネスを行うことが出来ます。また精油抽出後のヒノキのウッドチップは、自社の木質バイオマスボイラーの蒸気燃料として利用され、隣接する搾油工場を稼働させています。
辻製油はこのヒノキ精油ビジネスを行うことで、顧客に価値ある製品を届けるとともに、地域の産業、そして環境保全にも貢献しています。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/358105/LL_img_358105_2.png
辻製油 ヒノキ精油事業

【嬉野中学校の「わくわく嬉野学」について】
松阪市立嬉野中学校では、毎年2年生を対象に「今の嬉野の状況を少しでも良くするため、今の自分に何ができるか」をテーマとした探究活動を行い、その成果を校内外に発表・発信する「わくわく嬉野学」という総合学習の時間を設けています(今年度は2023年6月1日~2024年1月末日)。2年生178人が「自然・環境・防災コース」、「まちづくり・地域振興コース」、「地場産・産業振興コース」、「福祉・こども未来コース」の4コース8講座に別れ、それぞれの講座を担当するメンターから講義を受けます。その上で、探求的な見方や考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を通してより良く課題を解決し自己の生き方を考えていくための資質能力を養うことなどを目指します。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/358105/LL_img_358105_3.png
「わくわく嬉野学」昨年の講義風景

【「わくわく嬉野学」での辻製油の役割】
辻製油は民間企業として初めて「わくわく嬉野学」に参画し、『自然・環境・防災コース』を担当します。第1回目となる6月9日(金)の授業では、「環境にやさしいものづくり」をテーマに、未利用資源を活用した自社のヒノキ精油事業について説明しながら、実際に小型の水蒸気蒸留機を用いてヒノキ精油抽出のデモンストレーションを行います。その上で、身近にある未利用資源を見つけ、アップサイクルし、付加価値のある商品・サービスとして販売(ビジネス化)することは、継続して環境にも社会にも貢献できる手法の一つであることを学んでもらいます。更には、商品化したものを、誰に、いくらで、どこで、どのような方法で販売すれば買ってもらえるかを、マーケティングのフレームワークを用いて説明します。
社会に出たときに必要となる、働くということ、価値を生み出すということ、ものを買ってもらうという仕組みについて学んでもらいます。

後日、生徒達は小グループに分かれ、リサーチやフィールドワークを行いながら地域の課題抽出や未利用資源の活用法について検討します。辻製油は7月7日(金)の授業に再度参加し、各グループが考えた未利用資源を活用したビジネスモデルについてアドバイスやフォローを行います。最終的な成果は12月に各グループが校内で発表し、2024年1月にはメンターや地域の方を招いて発表会が予定されています。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/358105/LL_img_358105_4.jpg
ヒノキ精油の水蒸気蒸留の様子

■辻製油株式会社について
辻製油株式会社は家庭用食品ブランド「うれし野ラボ」を展開する他、なたねやコーンの食用油の製造、レシチンやセラミドの製造を行っています。また柚子の果皮、生姜、ヒノキの間伐材などから精油を抽出したり、様々な素材の香りを閉じ込めた香味油を製造したりと、アグリ事業にも注力しています。地元の山林から出る間伐材を利用した木質バイオマスボイラーのリサイクルエネルギーで自社の搾油工場を稼働させている他、残った蒸気や搾油工場の排熱を使用して、隣接する関連会社「うれし野アグリ」のガラスハウス(約3.2ヘクタール)で「房どりミニトマト」の水耕栽培を行っています。辻製油はアップサイクルや地域活性化、環境保全に取り組みながら、新たな価値を創造する“ものづくり”を行っています。


【会社概要】
会社名 :辻製油株式会社
本社所在地:〒515-2314 三重県松阪市嬉野新屋庄町565-1
代表者 :代表取締役社長 辻 威彦
資本金 :3,000万円

<関連URL>
辻製油株式会社 ウェブサイト https://www.tsuji-seiyu.co.jp/
辻製油 ヒノキ事業 ウェブページ: https://www.tsuji-seiyu.co.jp/agriculture/hinoki.html
うれし野ラボ 通販サイト https://ureshino-lab.jp/
うれし野ラボ 公式Instagram https://www.instagram.com/ureshino_lab_official/
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