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金沢西エリアに新たな人の流れを生み出すアート拠点やシェアオフィス 次世代型新社屋が4月にオープン



建物の間に、クロスする2本の通り道を設ける。Nodeは結節点の意味で、人や仕事、街の交流を促す狙いがある


陶芸×建築 二刀流の奈良祐希氏


植栽デザインには西畠清順氏


みどころ(1) 木造建築の限界に挑んだキャンチレバー(片持ち梁)

株式会社 家元(本社:石川県金沢市、代表取締役:羽田和政)の新たな社屋「Node ノード」が3月25日に完成します。
金沢の西エリアのアート拠点として、新たな人のにぎわいを生み出すことがねらいです。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/349414/LL_img_349414_1.jpg
建物の間に、クロスする2本の通り道を設ける。Nodeは結節点の意味で、人や仕事、街の交流を促す狙いがある


【「Node ノード」とは】
当社は金沢市に本社を構えるハウスメーカーで、「Be Beauty」をコンセプトに、石川県と富山県でライフスタイルに合わせたオリジナルデザイン住宅を提案しています。家元らしい建築イメージの提案として、4年前より新社屋建設の構想を練ってきました。選んだのは、金沢市の西側にあたる問屋町。ここは、製造業・流通業などの工場や倉庫、オフィスなどが集まる商業地域で、金沢美術工芸大学生が制作したモニュメントやギャラリー施設として建物を活用するなど、街づくりの一環としてアートを取り入れている場所でもあります。
当社は、この問屋町の入り口に新社屋を建設することで、家づくりのPRだけではなく、建物まるごとをオブジェとし、この地域のアートの通り道として、地域を牽引する存在になりたいと動き出しました。


【陶芸×建築 二刀流の奈良祐希氏】

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/349414/LL_img_349414_2.jpg
陶芸×建築 二刀流の奈良祐希氏

設計者は建築家であり、陶芸家としても活躍する奈良祐希氏。
奈良氏は、金沢で350年以上の歴史を持つ「大樋焼(おおひやき)」の家系に生まれました。
2013年東京藝術大学美術学部建築科を卒業し、2016年多治見市陶磁器意匠研究所修了。
2017年東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻を首席で卒業、北川原温建築都市研究所勤務を経て、2021年に建築デザインオフィスEARTHENを設立しました。
陶芸分野での主な受賞歴には、金沢・世界工芸トリエンナーレ審査員特別賞(2017)、Penクリエイター・アワード(2021)があり、作品は、金沢21世紀美術館などに収蔵されています。
前述の通り、建築・陶芸両方の分野で活躍する奈良氏に、金沢西エリアの新たなアート拠点を生み出したいと考える当社は、協力を求めました。


【植栽デザインには西畠清順氏】

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/349414/LL_img_349414_3.png
植栽デザインには西畠清順氏

植栽には、「プラントハンター」の異名を取る西畠清順氏に依頼しました。
幕末から続く植物問屋に生まれた西畠氏。
高校を卒業後、オーストラリアに渡り、キャンピングカー生活や東南アジア諸国の放浪を経て、ボルネオ・キナバル山の登山中に出会った食虫植物に魅了され、2001年から植物の仕事に没頭します。
以降、国内外を旅し、生け花・庭園・空間緑化などのための植物の収集・調達を精力的に行っています。
日本出版販売株式会社、株式会社蔦屋書店、そら植物園株式会社の合弁会社、日本緑化企画株式会社の顧問のほか、新潟県三条市「企業コンサルティング育成事業」コンサルタントや山口県宇部市ときわミュージアム「世界を旅する植物館」プロデューサー、九州国立博物館フィールドミュージアム等将来構想策定委員も務めています。


【「Node」のみどころ】
新社屋「Node ノード」は、木造2階建て、延べ床面積は473.52m2。
人や仕事、街の交流を促す思いを込めて、“結節点”という意味の「Node」を社屋名に据えました。
1階は、街の人が利用できるカフェやギャラリー、シェアオフィスなどに活用できるシェア空間です。2階はプライベートオフィス空間となっています。

<みどころ(1) 木造建築の限界に挑んだキャンチレバー(片持ち梁)>

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/349414/LL_img_349414_4.jpg
みどころ(1) 木造建築の限界に挑んだキャンチレバー(片持ち梁)

新社屋で最大の特徴となるのは、2階部分が約5m跳ね出したキャンチレバー(片持ち梁)です。オーノJAPAN(東京都)に構造設計を依頼し、木造トラス架構を各所に配置することで、約5mという木造建築の限界に挑みました。

<みどころ(2) 茶室に向かう露地をイメージした「緑のミチ」>

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/349414/LL_img_349414_5.jpg
みどころ(2) 茶室に向かう露地をイメージした「緑のミチ」
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/349414/LL_img_349414_6.png
みどころ(2) 茶室に向かう露地をイメージした「緑のミチ」

建物を2つに分棟する構成で、北東から南西に貫く通り道「緑のミチ」は、石川県の指定名勝で、自然豊かな庭園と金沢最古の茶室を持つ「西田家庭園 玉泉園」を参照し、茶室に向かう露地をイメージしています。緑を多く配置し、枝葉が横に伸びず、縦方向に成長する樹木を選んでいます。

<みどころ(3) 古い土壁を思わせる外壁>

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/349414/LL_img_349414_7.jpg
みどころ(3) 古い土壁を思わせる外壁

外壁は、「掻き落とし」という工法を活用し、隆起した岩肌や洞窟のような質感に仕上げています。社員らが作業に加わり、レーキや金づちなどを使って、約2~3週間かけて完成させました。時がたつにつれて渋みが増し、経年変化を楽しめるアートな外壁です。


【グランドオープンは4月上旬!】
オープン後は、ギャラリーやイベントなど、ポップアップとして場所を提供いたします。
まずは、設計を行った奈良氏の作品展を開催する予定で、今後は地元の学生やアート作家などの作品も展示し、地域密着型の施設を目指します。また、1階のカフェスペースは、夜は出張シェフによる完全予約制のレストランに様変わりし、昼夜問わず交流が生まれる地域となることが期待できます。
地域の入り口にアートを牽引する施設が完成することで、都市景観の刷新に、また、緑を多く取り入れる環境整備を建築計画と一体的に行うことで、地区のイメージを格段に上げ、金沢西エリアのまちづくりを先導します。
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