海外FXに危険なイメージは?
海外FXを利用していて危険な経験は?
海外FXで利用している業者は?
海外FX業者の比較
また、各トレーダーが実際に利用している海外取引所のアンケート結果を通じ、比較的安全性が高いと考えられる業者も割り出しました。
【1 海外FXに違法や危険なイメージがある人の割合】
海外FXに興味をもつ人々の中で、「危険なイメージがある」との回答を寄せたのは90名(90%)、「危険なイメージはない」との回答をした者は10名(10%)との結果が出ています。
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海外FXに危険なイメージは?
これによると、大多数のトレーダー・トレーダー志望者が、海外FXに対する何らかの危険なイメージを有していることがわかります。
では、この危険なイメージは何に基づいているのでしょうか。
■海外業者の信頼性
まず、海外業者は国内業者と比べて実態を確認しにくく、信頼性に対する疑義も生じやすい点が挙げられます。利益が生じても出金を拒否されるのではないか、資金の持ち逃げをされるのではないかといった心配です。また、業者自体が悪徳でなかったとしても、海外の法制度の影響を受けることや取引銀行が限られることなど、安定性に欠けるのではとのイメージも根強くあるようです。
■言語の壁
次に、海外取引所では主に英語や中国語などが用いられており、日本語でのコミュニケーションが取れないのではないかとの不安が挙げられます。特に問題となるのがトラブル時のサポートです。業者や取引所との行き違いが生じ、出金や利確が適切に処理されないなどのおそれがあると見られています。
■ハイレバレッジに伴う損失リスク
さらに、海外取引所の中には非常に高いレバレッジ倍率で取引できるところも多いため、それに伴う損失への懸念も、危険なイメージの原因になっていると見られます。FXは取引方法によっては元手以上の損失が生じるので、ハイレバであるほどリスクが高まる場合はあるでしょう。
【2 海外FXを利用していて危険な経験をしたことがある割合】
海外FXを利用している、もしくは利用していた人の中で、実際に危険な経験が「ある」との回答を寄せたのは39名(39%)。逆に、「ない」との回答は61名(61%)との結果となりました。
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海外FXを利用していて危険な経験は?
これによると、過半数は海外FXの利用によって危険な経験をしたことがなく、イメージとの間に隔たりが見られます。
では、イメージと実際の経験のこうした違いが生じるのは何故でしょうか。それは、危険なイメージを払拭するために海外FX業者が取り入れている、さまざまなシステムや工夫にあります。
■海外業者の信頼性を担保する金融ライセンス
FX業者は多額の金銭を扱うことから、信頼性が肝心となります。不信をいだかれてしまうとトレーダーが一気に資金を引き上げ、ビジネスが成立しなくなるからです。そこで、一定基準をクリアした業者は金融ライセンスの発行を受けられます。ライセンスにはさまざまな種類があり、発行のハードルの高さも異なるため、難関ライセンスを取得している業者の信頼性は高いといえるでしょう。
■日本語サポート
業者側としては、日本語を扱えれば大規模な市場が得られます。そこで最近は、海外でも大手のFX業者では大抵日本語サポートが充実しています。中にはネイティブな日本人スタッフを揃えている業者もあり、チャットでリアルタイムのサポートを受けられることも珍しくありません。
■ゼロカットシステム
ハイレバのリスクに対する海外FX業者の回答の一つが、ゼロカットシステムです。これは急激な相場の変動でロスカットが間に合わなかった場合にも業者が損失分を填補してくれるため、追証の請求がないという仕組みを指します。したがって口座残高を超える損失は生じず、ハイレバの損失リスクも最小限に抑えられるのです。
こうしたシステムや工夫により、業者選びさえきちんと行なえば、海外FX取引の安全性はイメージに比してかなり高いものといえます。
【3 実際に危なかった・怖かった体験談】
上記のアンケート結果によれば、39%のトレーダーは実際に危険性を覚えた経験があります。そのうち、具体的にどのような危険があったのか、体験談を通じて見ていきましょう。
■ベテラン投資家Aさんの話
2018年当時、Aさんは投資先の一つにトルコリラを選択していました。トルコリラは高金利で知られた通貨でもあり、短いスパンで見れば価値は微減していたものの、Aさんはスワップポイントの高さもあって強気で買い増ししていたといいます。
ところが8月10日にはトルコの米国人拘束問題に端を発するトルコリラの大幅下落、通称「トルコショック」が起き、大損失を被りました。損切りをしたものの、損失は1000万円以上にもなったといいます。
高金利通貨であっても、価値は海外の政治的事情に左右されるため、一瞬の油断もならないという恐怖体験です。
■ビギナー投資家Bさんの話
BさんがFX口座を作成したのは2007年のこと。詳しい知識は持ち合わせておらず、とりあえずドルとユーロを購入し、気長に取引をしようと思った矢先に、サブプライム問題などが発生。見る見るうちに下落したといいます。
ユーロは5円以上の値下げで、元金の1割が一瞬で消失。慌てて両建てやレバレッジ倍率の変更なども試してみるも、効果が実感できないままの損切りとなってしまいました。
知識が不足したままでFX取引の場へ飛び込むと、なかなか状況に合わせた適切な判断ができません。ビギナーこそ情報を得ておく必要があると痛感したそうです。
■中堅投資家Cさんの話
Cさんは日本でのライセンスを有していない海外業者でFX取引をしていたところ、2012年に金融庁から警告を受けたその業者が2014年に日本を撤退。その際にトレーダーの保有するポジションの強制的な決済が行なわれたため、Cさんも少なくない損失を被ったといいます。
ボーナスなどに惹かれてライセンスを保有していない業者と取引をすると、こうしたリスクがあるのだという危うさを感じた体験談でした。
【4 先輩トレーダーが利用している取引所】
以上のような実際のリスクを踏まえ、中堅・ベテランのトレーダーがどの業者・取引所を選んでいるのか、アンケートを取りました。
結果としては、100名中XM(XMTrading)が33名、GEMFOREXが20名、FXGTが16名と上位を占めています。以下、AXIORYが7名、iFOREXが6名、BigBossが5名、Titan FXが4名と続きます。
少ないながら、HotForexやIS6FX、Tradeview、その他の業者を挙げたトレーダーもいました。
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海外FXで利用している業者は?
これらの結果から、どういった取引所が好んで利用される傾向にあるのかが見えてきます。
上位の業者は、充実したボーナスと高めのレバレッジ倍率に加え、比較的安全性が高く、日本語サポートの丁寧さやツールの使いやすさが評価されているのです。
つまり、安全性と信頼性が高く、稼ぎやすい業者が多く利用されていると結論付けてよいでしょう。
【5 安全に利用できる海外FX業者】
海外FX取引においては、適切な業者を選べば危険性は極めて低いといえます。トレーダー自身の判断ミスとは無関係なところで資産リスクが生じるような取引からは、あらゆる投資家が手を引くからです。
以下では、アンケート結果に基づき、経験を積み重ねたトレーダーが多く利用している海外FX業者の特徴やおすすめできるポイントを解説します。
■XM(XMTrading)
非常に多くの日本人のトレーダーが利用しているXMTradingは、金融ライセンスとしてFSA(セーシェル金融サービス庁)及びFSC(モーリシャス金融サービス委員会)を取得しており、運営会社であるTradexfin Limitedの設立は2009年と、10年以上の歴史を有します。豊富なボーナスや日本語ライブチャットサポート、高い約定率、そして50種類を超える通貨ペア数など、魅力的なポイントは多数。信頼性の高いFX業者といえるでしょう。
■GEMFOREX
2019年7月まで金融ライセンスを未取得だったGEMFOREXは、NZFSP(ニュージーランド)に登録し、一定の透明性を確保。その後、2021年8月にはFSCを取得し、信頼性を高めたといえます。運営会社であるLindholm Capital Ltd.は設立が2010年、FXのサービス開始が2014年と、8年ほどの歴史を有しています。最低100円から入金でき、最大レバレッジはXMTradingと同様に1000倍、元々の企業が日本人によるものだったこともあってか、日本人スタッフも多く、日本語サポートもしっかりしています。
■FXGT
サービス開始が2019年と新興業者に分類されるFXGTですが、金融ライセンスはFSAを取得しており、信頼性としては問題ないようです。運営会社は360 Degrees Markets Ltd.という証券会社です。FXGTの特徴は通貨ペアである外国為替FXに加え、仮想通貨FXにも対応しているというもの。メールやチャット、LINEでの日本語サポートがあります。顧客資金の分別管理や賠償責任保険への加入もなされており、やはり安心度は高いといえるでしょう。
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海外FX業者の比較
【6 まとめ】
海外FX取引を行なうにあたって重要なのは、FXに関する知識を身に付けること、信頼性の高い取引所や業者を選ぶこと、最新の情報をこまめに入手することです。
危険なイメージもある海外FXですが、適切な取引所・業者を相手にすれば、比較的安全な取引ができるでしょう。ビギナーであれば、まずは日本人トレーダーが多く利用する業者を選んでみることをおすすめします。
■アンケート調査の概要
調査概要:海外FXの危険性について
調査期間:2022年5月25日~2022年6月8日
調査人数:100名
調査対象:全国の20~70代の男女投資家
調査方法:インターネット調査
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