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エールフランス航空は、新たなCO2排出削減戦略を掲げ「Air France ACT」プログラムを発足しました



Air France ACT ロゴ


新型機材エアバス


エコ操縦(イメージ画像)


新しいカトラリー

エールフランス航空は世界の気温上昇を+2℃以下に抑えることを目指すパリ協定の目標達成に貢献するため、新たなCO2排出削減戦略に向けた一連の活動指針「Air France ACT」を立ち上げ、環境対策に対する取り組みを加速します。


「Air France ACT」は3つの指標を特定しています
● エールフランス航空の事業由来の直接的な排出量の削減を最優先課題とする
● エールフランス航空の事業由来の間接的な排出量を削減する
● 大気中の二酸化炭素を吸収するプロジェクトを支援する

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/307518/LL_img_307518_1.jpg
Air France ACT ロゴ

エールフランス航空(以下 エールフランス)は、科学的見地に基づいた実践的かつ測定可能な行動を伴う一連の環境施策を「Air France ACT」として具体化します。いま航空産業は脱炭素化に向けて様々な課題を早急に解決することを求められています。「Air France ACT」は航空機およびエンジン製造会社を始め、燃料供給会社、空港会社、航空交通管制機関、公的機関、学術研究機関、関連学界など、産学各界の関係各所と緊密な連携をはかり、実効性のある施策を導入します。

乗客/kmあたりCO2排出を2030年までに2019年比30%削減、すなわち総排出量の12%削減を目指します。


■脱炭素化に向けた新しい方向性
2030年までに乗客1人当たり1kmあたりのCO2排出量を2019年比で30%削減することを目標としています。目標達成にあたっては、いわゆる「排出相殺」は除外し、直接的、間接的な排出を削減することを目指します。この数値は2019年から2030年の間の総排出量の12%減に相当します。2005年から2019年にかけて既に6%の削減実績を達成しました後、2019年以降の事業内容の変遷を考慮に入れて設定されました。目標数値はSBTi(Science-Based Targetイニシアチブ)によって開発された科学的な評価方法に基づいています。
SBTiはCDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、国連グローバル・コンパクト、世界自然保護基金(WWF)によって設立され、地球温暖化を+2℃以下に抑えることを目指すパリ協定と整合する取り組みで、航空輸送部門のCO2排出量削減目標を設定しています。


■2050年までにネットゼロ達成を目指す
エールフランスが2050年までにネットゼロを目指すにあたってはCO2排出量の削減を加速し、各年ごとの残留排出量に相当する量のCO2を大気中から除去する活動に協力することが不可欠です。一連の仮説(特に輸送網の発展に関するもの)にもとづき、2050年に向けて脱炭素化への軌道を定めてまいります。「ホライゾン2030」プログラム同様、科学的ベンチマークに基づきプロセスを運用します。


■CO2排出の回避と削減に向けた優先課題
<次世代型航空機の導入>
新型機材エアバスA220ならびにA350は、従来機と比較するとCO2排出量が最大25%、騒音フットプリントが平均で33%の抑制効果がある、燃費効率のよい機材です。エールフランスは2030年までには保有機材の7割をこの新機材に切り替えるため、2025年までに年間10億ユーロを新機材調達に充てる予定です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/307518/LL_img_307518_2.jpg
新型機材エアバス

<SAF(持続可能な航空燃料)使用の促進>
燃料ライフサイクル全体でCO2排出量を平均80%削減し、食糧供給と競合しないSAFの利用を促進します。エールフランス航空はフランスの法律に従い、2022年以来、フランス国内を出発するすべてのフライトの搭載燃料に1%相当のSAFを混合しています。2030年までに、すべてのフライトに少なくとも10%程度のSAFを混合し、2050年には63%混合を達成することを目指しています。

<エコ操縦技術>
エコ操縦の研修を受けた運航乗務員の育成が進んでおり、環境負荷の低い操縦方式の採用が可能になっています。可能な限り1発動機でタキシングし、AIを活用して航路を最適化を図り、航空管制の指示のもと段階的に降下することで、CO2排出量を年間平均で2~3%削減することができます。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/307518/LL_img_307518_3.jpg
エコ操縦(イメージ画像)

<責任あるケータリングサービスの導入>
機内や空港ラウンジで提供する食材は、可能な限り地場産の旬の素材を使用しています。食品廃棄物削減対策として、長距離路線のビジネスクラスをご利用いただくお客様に事前にメニューをご選択いただく取り組みがあります。

2019年よりカップ、カトラリー、マドラーなど機内でご提供するプラスチック製品を、持続可能な素材からできたものに順次入れ替えを進めています。
2022年末までに、使い捨てプラスチック製品を対2018年にくらべ9割の削減を実施する予定です。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/307518/LL_img_307518_4.jpg
新しいカトラリー

<各種輸送手段との連携>
特に短距離路線の低炭素化を実現するため、代替輸送の開発、特にフランス国鉄SNCFとのパートナーシップ強化を進めております。
エールフランスは変化の時代を迎えています。エールフランスをご利用されるお客様もの環境負荷を考慮し、極力旅行を控えたり、業務の前後に休暇を組み合わせるなどの新しい移動の在り方に向き合われています。エールフランスはお客様の環境への取り組みに様々な支援をご提供しており、、特にSAFに関わる施策においては政府の策定基準を上回る活動を展開しています。エールフランスの環境対策にかかる戦略とコミットメントの詳細については、専用ウェブサイト「Air France ACT」からご覧いただけます。


Air France ACT(英語・仏語): https://airfranceact.airfrance.com/
日本語版YouTube : https://bit.ly/3jCAHTQ

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/307518/LL_img_307518_5.png
Air France ACT

※当資料は2022年4月13日にフランス・パリで発表されたニュースリリースの抄訳版です。本資料の内容および解釈についてはエールフランス航空コーポレートサイト掲載原文 https://bit.ly/37ze2We が優先されます)
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