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コロナ禍で堅調な音楽需要!再生回数は前年の1.3倍超の結果に 2021年 音楽ストリーミング配信市場動向





GfK Japan(東京:中野区)は、主要音楽ストリーミング配信サイトにおける再生実績データ*1を基に、2021年の音楽ストリーミング配信の市場概況を発表した。
【概要】
・2021年の音楽ストリーミング配信の再生回数は前年の1.3倍以上に拡大
・昨年に続き邦楽が市場をけん引し、分類別再生回数構成比では8割弱に達す
・年間再生回数4億回以上の楽曲が3タイトル
【音楽ストリーミング配信市場は引き続き拡大】


 音楽ストリーミング配信市場は、ストリーミング配信の利用拡大に伴い年々成長しており、 ピーク時より伸長率が下がっているものの2021年の再生回数は前年の1.3倍超となった(図1)。


画像 : https://newscast.jp/attachments/DKdoWmXNDLSmJpjB126h.png


楽曲に目を向けると、「ドライフラワー/優里」、「夜に駆ける/YOASOBI」、「Dynamite/BTS」の3曲がいずれも年間再生回数4億回以上を記録し、2019年、2020年に配信された人気楽曲の強さが堅調だった。2021年に配信された楽曲では「Dynamite/BTS」「「怪物/ YOASOBI 」がともに年間再生数3億回を超え、今後の継続した試聴による再生回数の伸びが期待される。年間2億回以上再生された楽曲は、先述の曲を含め13曲あった。タイトルをみると「Cry Baby/ Official髭男dism」「廻廻奇譚/Eve」「炎/ LiSA」がランクインしており、人気アニメとタイアップした楽曲の強さが顕著だった。


邦楽・洋楽・アジアの分類別に動向*2をみると、邦楽は前年と比較して横ばいで安定して大きなシェアを占めた。アジアのシェアは前年比で堅調に伸びた一方、洋楽が縮小傾向だった。再生回数構成比では邦楽が8割弱、洋楽が1割弱、K-POPを含むアジアは1割強を占めた(図2)。


画像 : https://newscast.jp/attachments/MWDTZ0TRSr0cWBPyYdJR.png


 年間再生回数の上位100タイトルをみると、 アジアは前年と変わらず11タイトル、邦楽が2タイトル増え88タイトル、洋楽は前年3タイトルだったのが1タイトルへ減少となった。
*1 主要ストリーミング音楽配信サイトにおける再生実績に基づき推計
●集計対象音楽配信サイト:Amazon Music Prime/Amazon Music Unlimited / Apple Music / AWA / dミュージック月額/ Google Play Music / HMV MUSIC / KKBOX / LINE MUSIC / Rakuten Music / RecMusic / Spotify /TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク/ YouTube Music●集計頻度:月次
●集計期間注記: Google Play Music 2020年12月まで、HMV MUSIC 2020年4月~2021年3月まで、 dミュージック月額・RecMusic 2021年9月まで、TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク 2021年10月から
●2020年のAmazon Music Prime、 YouTube Musicは推計値にて算出
*2 分類別データについては、年間再生回数上位2000タイトルを集計対象とする


2021年 音楽ストリーミング配信市場動向 : https://www.gfk.com/ja/insights/music202203


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