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藤田医科大学 1日最大4,000件のPCR検査体制へ拡充 川崎重工製 ロボット自動PCR検査コンテナを国内初設置



病院ロータリーに設置したPCR検査コンテナ

藤田医科大学(愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1番地98、学長:才藤 栄一)と川崎重工業株式会社(東京都港区、代表取締役社長執行役員:橋本 康彦、以下 川崎重工)は、大学敷地内において、国内初となる川崎重工製ロボットによる自動PCR検査システム(以下 本システム)を1月31日に設置し、「川崎重工業株式会社 藤田医科大学内PCR検査センター」として、2月の実証実験を経て、衛生検査所登録後速やかに、1日最大2,500件のPCR検査を本格稼働させる事になりました。


先に愛知県からのPCR検査増大化の要請に応え、2020年12月22日より大学1号館3階に新設した「藤田医科大学産学連携推進センター受託解析研究ユニット(PCR検査センター)」では、三河地区4カ所の保健所からの検体を1日最大1,500件検査できる体制も既に稼働しています。
これらの施設を総合して、藤田医科大学では、愛知県の保健所、中部国際空港利用の渡航者、藤田3病院(藤田医科大学病院、藤田医科大学ばんたね病院、藤田医科大学岡崎医療センター)での受付検査等を合わせて1日当り最大4,000件となる国内施設最多レベルのPCR検査を行うことが可能になり、新型コロナウイルス感染症と戦う医療の最前線で、益々貢献できるようにしてまいります。


■ロボット自動PCR検査システム(コンテナ)設置導入の目的
本システム設置、導入に伴って、本学では検体採取と結果判定を行い、川崎重工では本システムの運用を実施します。さらに共同研究にて、医療との連携を含めた本システムの有効性の実証を進めていき、藤田医科大学病院のPCR検査の一部を本システムで実施し、検査サービスを開始する予定です。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/245908/LL_img_245908_1.jpg
病院ロータリーに設置したPCR検査コンテナ


■自動PCR検査システムの特長
1. 既定のPCR検査、即ち世界で既に認知されている方法での時間短縮
(80分以内での検査実現)
2. ロボットによる無人化/自動化により、医師/医療従事者の負担軽減
3. 遠隔操作により安全性を確保しつつ運用を簡易化/省人化
4. 厚生労働省・医師会の推奨手法に沿った手順でのロボットによる大量検査
5. 省スペース対応(検査システムは40フィートコンテナに収まる)
6. コンテナとして移動も可能なため、さまざまなイベント等でも活用が可能


■本学と川崎重工の連携の背景
本学と川崎重工は、株式会社メディカロイドが川崎重工とシスメックス株式会社とともに開発した国産初の手術支援ロボット「hinotori(TM)」のトレーニングおよび遠隔手術等の研究・実証施設の開設をはじめ、これまでも多岐にわたり連携しています。今回は、3社が開発した川崎重工製ロボットによる自動PCR検査システムと藤田医科大学の高度な医療体制が連携することにより、医療従事者を感染リスクから守り、負担増を抑えながら、PCR検査体制の拡大・強化を目指します。
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