inocaSETTA
inoca CASE
南紀白浜でいぐさ農業にチャレンジする寺田健治さん(左)と井戸宏和さん(右)
「紀州いぐさプロジェクト・キックオフミーティング」のようす
画像 : https://newscast.jp/attachments/poCBQnK6kQnDN0np8XGF.JPG
inocaSETTA
画像 : https://newscast.jp/attachments/zH1qBuFTXoCjcTKVfJsK.jpg
inoca CASE
関西有数のリゾートタウン「南紀白浜」。
この地で80年続く老舗畳店が、新たなチャレンジに挑んでいます。
画像 : https://newscast.jp/attachments/3WhxrJ6bSfQOIzbyKtLB.jpg
南紀白浜でいぐさ農業にチャレンジする寺田健治さん(左)と井戸宏和さん(右)
畳の原料「いぐさ」を自社で栽培・加工し、『「地産地消の畳」をつくろう』という、全国的にも非常に珍しいプロジェクトです。
日本固有の伝統文化「畳」を守る。
いぐさの主産地は熊本県。
最盛期には20,000件以上あった「いぐさ農家」が、現在は400件を下回っています。
「いぐさ栽培は、農業の中でも「かなり難しい」といわれています。真冬に植え付けし、真夏に収穫するとても過酷な仕事です。苗作りから畳表の出荷まで丸2年かかるため、その分リスクも大きく、後継者が少ないのが現状です。ござ作りの加工技術も必要なため、技術継承も課題です。」(井戸社長)
南紀白浜で80年続く老舗畳店3代目の井戸社長はこの現状を憂慮し、2014年畳店のスタッフとともに地域の協力を得ながら同町内でいぐさ栽培をスタート。しかし、道のりは険しかったようです。
「農地を借り上げることからスタートしましたが、地域には指導をいただける先輩もいません。そのため熊本県と和歌山県を何度も行き来しました。苦労話は数えきれません。」(同社長)
ようやく4年目の冬、地元で「紀州産いぐさを使った『畳』」の販売にこぎつけました。
「技術指導から専用農機の手配まで、親身になって協力いただいた熊本県の農家さんをはじめ、多くの地元の皆さんに支えていただきました。」
畳づくりからいぐさ農業。そして生活雑貨ブランドへ。
そこからも苦労は続きます。
「大切に育てたいぐさも、全てが畳になるわけではありません。畳に仕上げるためには一定の長さが必要です。厳選したいぐさのみを使って畳にするため、そこに達しないものは廃棄となります。」
現代の住宅様式では和室離れも進んでおり、畳の良さを知る若い方も減ってきています。そこで2018年、同社ではさらなる新プロジェクトをスタートします。
それが「紀州いぐさプロジェクト」です。
画像 : https://newscast.jp/attachments/N01oMru1E1cLcF29Hul0.JPG
「紀州いぐさプロジェクト・キックオフミーティング」のようす
画像 : https://newscast.jp/attachments/psPzIyzGgQa9IipTuCOH.JPG
ミーティング風景
画像 : https://newscast.jp/attachments/lPgmdcizVxWK5voIx31A.jpg
いぐさ農業の現状を学ぶメンバーたち
「調湿」や「癒しの香り効果」など、優れた効能・効果を持ついぐさ。
素材そのものの特徴を活かし、現代の暮らしにより溶け込む製品を開発・ブランド化することを目指しました。
地元デザイナーや地域おこし協力隊とともに同プロジェクトをスタート。
商品企画やブランドデザインなど、日夜ミーティングを続けます。
ブランド名は
「いぐさの香りを暮らしに」
から「inoca(いのか)」と名付けました。
冬には植え付け体験、夏にはそれを収穫するといった体験型イベントを通じ、地域の方々とともにプロジェクトは進みます。
画像 : https://newscast.jp/attachments/mGDBFZg6FMSwzyPYXQIM.jpg
いぐさ植え付け体験風景
画像 : https://newscast.jp/attachments/7mMgR0cC2a6eXzK8LxAu.jpg
植え付けのあとは、焼き芋でほっこり
画像 : https://newscast.jp/attachments/il0rLFS1peLibqAXjMwu.jpg
いぐさ収穫祭の風景
画像 : https://newscast.jp/attachments/rBNNu1k7m2U5jnLIZVbM.jpg
地域の子ども達も参加する農業体験
画像 : https://newscast.jp/attachments/ptRZPxchb8NEd3tuIKPE.jpg
地域の方々と賑わう『いぐさ収穫祭』
紀州いぐさプロジェクトのページはこちら : https://www.facebook.com/igusaproject/
こうしていぐさ農家、地域の方々、職人たちが長い年月をかけてようやく出来上がった商品が、
「inoca SETTA」と「inoca CASE」です。
画像 : https://newscast.jp/attachments/9xUmIJgRPqWqx4TvEMph.jpg
オーソドックスなかたちと48種類のカラーバリエーション「inoca SETTA」。
画像 : https://newscast.jp/attachments/hmaoryBacGApZOpjsGw5.jpg
レディースはサンダルテイスト。4.5cmヒールと広い鼻緒が特徴的。
画像 : https://newscast.jp/attachments/52N7LhItRUc11QmQyCq5.jpg
雪駄と同じ48種カラバリのカードケース「inoca CASE」。交通系ICカードなども入れたまま使用出来る。
このような取り組みに共感し、取扱いを決定したのが、生活雑貨店「東急ハンズ心斎橋店」。
仕入れ担当者は語ります。
「商品がハンドメイドでしっかり作られていることはもちろんのこと、商品が出来上がるまでの背景に共感し、取扱いを決定しました。関西一円の方にご来店を期待しています。」
画像 : https://newscast.jp/attachments/359cVCOsxkuP1Ayp5jFC.jpg
「東急ハンズ心斎橋店」では雪駄・カードケースを豊富に取り揃えている。(現在、売場レイアウトは写真と異なります。)
画像 : https://newscast.jp/attachments/UCk01PHhVDtPqRYXYJ5T.jpg
作業風景のパネルとともに並ぶ「inoca CASE」(現在、売場レイアウトは写真と異なります。)
東急ハンズ心斎橋店では、「inoca SETTA」「inoca CASE」ともに期間限定で豊富に取り揃えています。ただし、各色に限定数を設けているので、お気に入りをお求めになりたい方はお早めのご来店を。
inoca SETTAでこの夏を爽やかに過ごしてみてはいかがでしょうか。
さて、そろそろ今年もいぐさ収穫の季節がやってまいりました。
収穫体験にご興味のある方は、紀州いぐさプロジェクトのページをチェックしてください。
inoca SETTA
MEN ¥12,800(税別)
WOMEN ¥11,800(税別)
OVERSEAS ¥14,800(税別)
鼻緒/べルトップ(表)×起毛スウェード(裏)
天板/紀州産い草
底/(男性用・海外用)合皮
(女性用)EVA厚底ヒール高:約4.5cm
inoca CASE ¥5,800 (税別)
ふち/ベルトップ
ぼたん/起毛スウェード、メタル合金
ベース/紀州産い草
紐/牛革
東急ハンズ心斎橋店 inoca POPUP
開催期間 : 8月中旬頃まで(予定・変更になる場合もあります)
フロア/コーナー 1F
営業時間 : 10:00-20:00(当面のあいだ)
※現在営業時間を短縮しております。
電話番号 : 06-6243-3111
https://shinsaibashi.tokyu-hands.co.jp/
住所 : 大阪市中央区南船場3-4-12
【関連ウェブサイト】
inoca WEB SITE https://inoca.jp/
紀州いぐさプロジェクト https://www.facebook.com/igusaproject/
Instagram https://www.instagram.com/inoca_jp/
有限会社井戸畳店 http://shirahama.net/
【お問い合わせ】
(有)井戸畳店 inoca(いのか)事業部
担当:代表取締役 井戸宏和
MAIL:info@inoca.jp TEL0739-42-2412 FAX0739-42-2448