理工学系教職員のニーズに応えるプログラムを学内講師を中心に実施
認定期間:2019年4月1日~2024年3月31日
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/167433/LL_img_167433_1.jpg
理工学系教職員のニーズに応えるプログラムを学内講師を中心に実施
拠点制度は、各大学が持つ教育施設や機関を他大学にも供することで、大学教育全体としてより多様で高度な教育を目指すための制度であり、私立大学では2校目の認定です。
2016年度に同拠点として3年間の認定を受けて以来、学内外に向けて理工学分野のプログラムを実施したほか他大学からの講演依頼や相談にも対応するなど、理工学教育のモデルとして全国展開されている取組と実績が再評価されました。
■ポイント
・理工系分野の教育活動に携わる教員に向けた研修を、学内講師を中心に学内外に提供
2017年度は23プログラムを実施、学内外延べ550名が参加。事後アンケートの満足度は90%以上
・理工学教育に特化したプログラムを提供する拠点は本学のみ
■これまでの取組について
2014年に私立理工系大学として唯一スーパーグローバル大学創成支援に採択され理工学教育のグローバル化と実質化を進める中で、東南アジアの工科系大学とコンソーシアムを組み教育研究交流を推進しています。また、日本高等教育開発協会(JAED)の審査を経た、FDプログラムの開発・実施に関する専門知識を持ち、経験を積んでいるファカルティデベロッパー(FDer)3名が、プログラムを企画・実施しています。
教育イノベーション推進センターでは、理工学教育に関わる教員に必要な教育能力開発プログラムの体系化をはかり、「教育能力開発」、「研究能力開発」、「マネジメント能力開発」の大きく3領域に分けたプログラムを実施。2017年度は、学内230名、学外320名(110機関)の延べ合計550名が参加しました。
■研修等の実施例
<授業外学修を促すシラバスの書き方WS(2018年9月6日実施)>
新任教職員を中心とした学内16名、中部や九州地方などの大学から11名の合計27名が参加。学生が主体的に学ぶことを目的として、シラバスにおける授業目的や到達目標の書き方などを学びました。
適切な到達目標となるように、学生が主語となるよう書き直すワークも実施され、具体的な書き方について理解を深めました。参加者は、「具体例が示されとても良かった。説明、話し合い、クラスシェアもあり、効果的だった」「シラバスが教員-学生間のコミュニケーションツールとして利用できる点など、新たな発見があった」と話しました。
そのほか、愛媛大学と共催で「FDer&SDコーディネーター養成講座」を開催。養成講座を受講した職員7名と、FDer3名で、教職共働で本学のプログラムを企画・運営しています。
2019年度についてもシンポジウムや講演会、他大学などに対する相談対応、学外依頼の講演および研修も引き続き実施します。「理工学教育」の拠点として、理工系大学全体の高度な教育をけん引し、教育の質保証を果たしていきます。