ハルカインターナショナルのキクラゲ栽培棟
増産によって、出荷価格を約半額にするキクラゲ
収穫量は7月中旬からの2週間で100トン以上になり、今季は昨年2017年の生産量の200%以上となる400トンから500トン規模のキクラゲを生産します。これに伴い、2017年実績比60%の農場卸価格で出荷し、栄養価が高いキクラゲの消費拡大と、安心安全な国産有機農産物の浸透に寄与していきます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/162459/LL_img_162459_1.jpg
ハルカインターナショナルのキクラゲ栽培棟
ハルカインターナショナルでは、生産技術が確立していなかった国産キクラゲの試験生産と研究を重ね、2016年から約10万本のキクラゲ菌床を生産管理していましたが、2017年には約20万本、そして、2018年には約30万本の菌床を生産管理しており、2016年から国内最大の生産拠点となっています(自社調べ)。
生産するキクラゲの90%以上は、乾燥加工して、外食大手の食材に利用されています。増産に伴い、農場出荷価格を安価にすることで、国産キクラゲの消費拡大を図ることにしました。キクラゲは鉄分やビタミンD、カルシウム、食物繊維が全食品中でもトップクラスです。子供や妊婦、子育て中の若い女性だけでなく、骨粗しょう症を発症しやすい高齢者にも有効な食材とされています。最近の医学研究では、がん予防にも優れた食材であることが分かってきました。
このため、外食大手など食品業界や全国の学校給食会などでは、キクラゲの食材利用を図りたいのですが、国内流通の97%が中国産で、国産は生産量がわずかな上、高価なため、利用が伸び悩んでいました。
ハルカインターナショナルでは、国産かつ有機JAS認証の農産物の消費拡大が、国民の健康的な食生活に寄与できるという観点からも、生産技術の革新や合理化によって、有機JAS認証キノコをより安価に提供できるよう努めていきます。
ハルカインターナショナルでは、岐阜産のキクラゲの地元特産化を図ろうと、「ぎふらげ」の商標登録を取得しています。さらに、生産を終えた不用な菌床が、畑地の堆肥として優れた特性を持っていることに着目。立地している農場周辺の地域住民や行政、大学とともに、薬草栽培などに不用な菌床を利用し、循環型の農林業モデルの地域づくりも始めています。
ハルカインターナショナルは、キノコ菌の開発、培養から、周辺の森林資源の菌床利用、キノコの生産販売までを一貫して行う、国内でも数少ない菌床キノコメーカーです。キクラゲの生産も、当社独自の自然開放型栽培システムのため、キクラゲの生育に好適な高温の7月から10月までが生産期間となっています。さらなる増産を目指して、ほぼ通年生産が可能な沖縄県などの生産適地に第二農場の立地も検討しています。拠点拡大などによって、国内流通量の20%のシェア獲得を当面の目標としています。
■会社概要
商号 : 株式会社ハルカインターナショナル
代表者 : 代表取締役 井上 九州男
所在地 : 〒501-4506 岐阜県郡上市和良町横野919
設立 : 1996年3月
事業内容: 有機JAS認証キノコの生産販売
資本金 : 2,000万円
URL : http://www.haruka-int.jp