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人気声優からも熱い感想がぞくぞくと!村上謙三久著『深夜のラジオっ子』を増刷



『深夜のラジオっ子』書影

株式会社筑摩書房(所在地:東京台東区蔵前、代表取締社長:山野浩一)が2018年3月に刊行した村上謙三久著『深夜のラジオっ子 ――リスナー・ハガキ職人・構成作家』が、ラジオリスナーを中心に反響を呼び、増刷がかかっています。本書は構成作家10人の証言を元に深夜ラジオの歴史を紐解くのがテーマの一冊。ラジオとの出会いからリスナー体験(ハガキ職人の経験を含む)、業界入りの経緯、仕事の流儀などを語っています。

深夜ラジオといえば、お笑い芸人やアーティストが中心というイメージがありますが、声優ともかかわりが深く、この度、本書を読まれた声優の方々からぞくぞくと感想が届いています。

詳細ページ: http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480815422/



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/159025/LL_img_159025_1.jpg

『深夜のラジオっ子』書影



■本書の感想

【藤田茜さん】

「最近深夜ラジオからは遠のいていましたが、久しぶりに、学生時代に感じた深夜1時のときめきを感じたくなりました。」



【中村繪里子さん】

「これが、わたしのききたかった“ラジオ本”。……の、一部です。2部、まだですか?(笑)」



【徳井青空さん】

「ハガキ職人が番組に出演したり、構成作家なったり、深夜ラジオの裏側に「へぇ~!!(ニヤニヤ)」がとまらない!」



【桑原由気さん】

「作家さんの業界への入り方から番組・パーソナリティへの考え方、私がラジオを知らなかった頃に放送されていた番組の歴史など、ラジオ好きでも意外と知らない、でも中々聞くことが出来ない内容が詰まっていました。特に数々の伝説を残してきた番組のことは読んでいてワクワクしました!是非その当時生で聴きたかったですね。ラジオ番組の時代の移り変わりを知ることができて、これを読むと「今」のラジオの楽しみ方もきっと変わります。」



【鷲崎健さん】

「色んなところで自分の名前が出てきて笑っちゃいました。意外と人の人生に関わってるんだなあ」



【青木佑磨さん】

「深夜ラジオの歴史書であり、ラジオに人生を曲げられた先輩たちの物語。読んだ自分の人生もまた少し曲がりそうです」





■声優から支持される理由

黎明期の深夜ラジオをけん引していたのが『野沢那智・白石冬美のパックインミュージック』(TBSラジオ)。『ナチチャコパック』の愛称で人気を博し、15年間も続きました。声優のあり方が今と大きく違うとはいえ、以降のラジオ界に大きな影響を残しています。その後、散発的ではありますが、日高のり子、神谷明、冨永みーな、林原めぐみ、椎名へきる、國府田マリ子などの声優が深夜帯の生放送を担当しました。



90年代後半に起こった声優ブームに乗って、声優のラジオは急造。さらに、インターネットが一般化すると、その波はWEBラジオに広がり、独自進化を遂げます。今や声優ラジオの専門局が多数生まれ、全体で年間300~400番組も展開されています。



そのムーブメントをけん引しているのが文化放送で、深夜ラジオのパーソナリティにも声優を定期的に起用。そして、2015年からは月曜日~木曜日全てを男性声優が担当する深夜ラジオ番組『ユニゾン!』がスタートしました。2018年春からは『ユニゾン!~ジェネレーション~』にリニューアル。現在は河本啓佑、畠中祐、沢城千春、千葉翔也といった若い男性声優が深夜ラジオの一翼を担っています。



また、声優のラジオが『JUNK』(TBSラジオ)や『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)など他の深夜ラジオの影響を大きく受けているのも面白い点。『深夜のラジオっ子』で取材した伊福部崇、大村綾人、長田宏をはじめ、声優のラジオに携わる構成作家には深夜ラジオの元ヘビーリスナー・元ハガキ職人が多く、その影響が源流の一部になっています。



パーソナリティを務める声優にも深夜ラジオ好きは多数おり、お笑い芸人のラジオを聴いて感じたことを、無数にある声優ラジオで実践していく……という不思議なサイクルも生まれています。





■『深夜のラジオっ子 ――リスナー・ハガキ職人・構成作家』目次

1. 「マセキ里穂」はこうして生まれた―― 藤井青銅に聞く

【コラム】 深夜ラジオの誕生

2. テレビじゃ、これは伝わらない―― 田家秀樹に聞く

【コラム】 オールナイトニッポン全盛期

3. 暴走と冷静のコサキン―― 鶴間政行に聞く

【コラム】 ラジオの転換期

4. すべてはニッポン放送に教わった―― 石川昭人に聞く

5. とあるリスナーの数奇な運命―― 伊福部崇に聞く

6. 「お笑い」だけが、ラジオじゃない―― 大村綾人に聞く

骨にしみた伊集院のトーク/FAX投稿の魔術師/番組作成への初期衝動/

出待ちが作家との出会い/ディレクターとのコンビネーション/

頭脳は1つだけじゃダメ/台本が正しいとは限らない

7. アニメ・声優との真剣勝負―― 長田宏に聞く

8. フリートークをもっと聴きたい―― 奥田泰に聞く

【コラム】 ラジオの現在

9. 構成作家はじめました。―― 辻村明日香/チェ・ひろしに聞く





■著者プロフィール

1978年東京都生まれ。編集者・ライター。『お笑いラジオの時間』『声優ラジオの時間』シリーズ(綜合図書)の編集長を務める。ラジオ関連の執筆編集のほかに、プロレス記者としても活躍中。





■書籍情報

書名 :『深夜のラジオっ子 ――リスナー・ハガキ職人・構成作家』

著者 :村上謙三久

定価 :本体1,600円+税

ISBN :978-4-480-81542-2

版型 :四六版

刊行日:2018年3月15日

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