<共同展示する橋のデモ機>
■多様化するIoTにおける通信方式の影響で機器などの開発が重荷に
IoTにおける通信方式は、LTEや第3世代通信(3G)・第4世代通信(4G)などの携帯電話網、920MHzや2.4GHzなどの無線通信網が混在し、ますます多様化しています。ネットワークにつながる各センサー端末からの情報を、携帯電話網を通じてクラウドシステムなどに送信できる環境では何の問題もありません。しかし、携帯電話網が使えない環境などでは、センサーに集積した情報を920MHzなどの無線通信網でゲートウェイになる通信機器にいったん送信する必要があります。これらの携帯電話網や無線通信網は日々多様化しており、構築するIoTシステムに応じて、その都度通信ネットワークやセンサー端末、ゲートウェイ機器を新たに開発する必要があります。
これらの開発に掛かる時間や費用、人員確保などが事業者にとって重荷になるなどの課題を抱えています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/155909/LL_img_155909_1.jpg
<共同展示する橋のデモ機>
■MTESの信号処理アルゴリズムとアルティエックスのマルチ通信対応のIoT通信システムを統合
MTESは、独自の信号処理アルゴリズムを用いた特許「遠隔通信システム」をJR東日本コンサルタンツ株式会社と共同で取得し、ビルや商業施設などのエネルギーヘルスモニタリングシステムおよび監視カメラシステムを開発してきました。アルティエックスは、組み込み技術からインターネット技術、クラウド分析設計、アプリ開発に至る煩雑なIoTシステム設計をワンストップで開発できることを強みとして、世界6カ国以上でサービスを展開しています。日本国内でもアナログ・デバイセズ株式会社(以下 ADI)と提携し、同社のスマート農業IoTシステムの実証実験などでIoTソフトウェア開発を実施してきました。
今回の共同開発では、MTESの信号処理アルゴリズムとアルティエックスのマルチ通信対応のIoT通信システムを統合して、極めて汎用性の高いIoTプラットフォームの開発を目指します。
このたびの展示会では、建物や橋などの傾きを検知する「構造ヘルスモニタリングシステム」をADIのブースにおいて共同で展示します。これら構造物の経年劣化や老朽化は、社会全体の安全に関わる重大な問題のため国内外を問わず注目を集めています。同システムで採用している加速度センサーはADIがMTESに供給しています。
■出展概要
・展示会名 : 第7回 IoT/M2M展【春】
・会期 : 2018年5月9日(水)~5月11日(金)
・会場 : 東京ビッグサイト 西2ホール ブースNo.西7-48
アナログ・デバイセズ株式会社ブース内
・公式Webサイト: http://www.m2m-expo.jp/Home_Haru/
両社は、2018年中に共同開発を終えて、世界10カ国以上でIoTプラットフォーム、ゲートウェイやセンサノード開発事業を展開し、2021年度で約280億円の売り上を目指します。
■MTES株式会社
社名 : MTES株式会社
代表者 : 代表取締役社長 原田 隆朗
設立 : 2015年3月
資本金 : 290,575,000円
所在地 : 東京都中央区新富1-8-2 八丁堀MIYAMAビル8F
事業内容 : EHM(エネルギーヘルスモニタリング)事業
HHM(ヒューマンヘルスモニタリング)事業
SHM(構造ヘルスモニタリング)事業
ホームページ: http://mte-s.co.jp/index.html
プレスルーム: http://prweb.jp/mtes/
■アルティエックス イノベーションズ
社名 : アルティエックス イノベーションズ(Altiux Innovations)
代表者 : カントリーマネジャ 中川 景介
設立 : 2015年12月(日本オフィス)
所在地 : 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ22F
事業内容 : IoTに特化したソフトウェアソリューション開発
プロダクトエンジニアリングサービス
ホームページ: http://www.altiux.com/