雪原を歩く
野天風呂「一寸」
中庭のかまくら
冬のおこもりにも最適
▽「山人-yamado-」公式ホームページ
http://www.yamado.co.jp/
■オリジナル体験型プランの提供について
▽予約プランURL
http://www1.489ban.net/v4/client/plan/detail/customer/yamado/plan/44202
<1泊目>
当館でゆっくり寛いでもらいます。夕食は「通常のコース」をご用意します。
<2泊目>
「当館」出発→「西和賀町雪国文化研究所」→「かんじき体験で巨大氷柱を見学」→「古民家にて囲炉裏で山人ランチ」→「当館に到着後「ジビエ」コースで食事」
■かんじき体験が生まれた背景 ~ 豪雪地帯だからこそできる雪の体験 ~
岩手県西和賀は例年12月から雪が降り始め、3月末まで雪に覆われます。道路には除雪車が毎日通り、地元の人たちは毎朝雪かきに追われます。西和賀に住む私たちにとって、1日に三度の雪かきは冬の日常です。それでも追いつかないほどの雪が、連日降りつづきます。毎年のことですが、「いくらなんでも多すぎる」というのがスタッフの正直な気持ちです。
しかし、「山人-yamado-」に訪れるお客様は、「客室や食事処から眺める雪景色」、「雪見温泉」、「雪山の静けさ」を、「素敵だった」と喜んでくれます。さらには、毎年、町で行っている雪あかりのイベントにあやかって、山人でもオリジナルの雪あかり、さらにはかまくらなどをスタッフでこしらえると、多くのお客様からお喜びのお声をいただきました。私たちにとっての当たり前が、「山人-yamado-」に訪れるお客様にとって、「ここに来る理由」になっているのです。
「山人-yamado-」に訪れる顧客の40%は首都圏をはじめとする関東からの観光客や台湾など訪日観光客の方です。東北の人からすれば、雪は冬になれば当たり前のことで、どちらかといえば、うんざりするものです。一方で、関東や台湾など、普段雪になじみのない方からすれば、非日常の出来事となり、旅行の思い出としては忘れられない体験となります。
このような背景から、豪雪地帯「西和賀」だからこそできる雪山の体験をスタッフで知恵を出し合ったところ、かんじき体験が生まれました。
■真っ白な雪に、あしあとをつけたい ~ 「大人の遠足」 ~
初雪にぎゅっと足跡をつけたくなるのが人間の性です。飽きるほど、時には憂鬱になるほど雪と接している山人のスタッフでも、初雪の時期には、ついついやってしまいます。カラスでさえも、雪の上に羽を広げて倒れこみ、自分の形のくぼみをつけて遊びます。
新雪に踏み入っていくのは、開拓者魂が刺激されるとか、もっと自分を認めて欲しいと願い、自分の存在感、自尊心を高める、自分らしさを求める行動かもしれません。
しかし、歩くといってもここ西和賀は豪雪地帯です。ふつうに歩こうとすれば雪に足をとられて身動きがとれません。雪国の知恵が編み出した「かんじき」は、「木と縄」でつくられた履物です。
西洋では「スノーシュー」といわれており、古くは、縄文時代から使われていたといわれています。
真っ白に広がる壮大な白い雪の上で、「今、生きてる」を、ここ西和賀で感じてほしい、そんな想いで提供を開始いたしました。
■西和賀町雪国文化研究所で知的好奇心を満足させ、かんじき体験へ
▽西和賀町雪国文化研究所ホームページ
http://www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/8,0,103,html
昭和62年12月に設立された西和賀町雪国文化研究所は、雪の基礎研究、雪国文化の発掘と伝承、さらには雪国ネットワークの拠点として、雪に関するさまざまな情報を全国に発信する機関です。雪と「共存」し、「活用」することで、快適な雪国の生活環境を実現しようと活動しています。
普段、なじみのない雪や雪国の文化に触れ、知的好奇心も満足してもらいながら、実際にかんじきをはいて雪山の散策を行います。山人スタッフもコンシェルジュとして同行しますが、西和賀町雪国文化研究所の研究員である小野寺氏にも同行してもらい、見どころを説明してもらいながら巨大氷柱を目指します。
■明治10年頃に建てられた文化財「川舟の家」にて山人ランチ
初代所有者は、伊右ェ門(いえもん)で、最終所有者である石井勉氏の先祖、石井家4代目の伊四郎の妹の夫に当たります。石井家は、当時の副戸長(現在でいう副村長)を勤めていた家系といわれています。
現在は、「西和賀文化遺産伝承協会」が管理を行っています。管理当初は荒廃しており、屋根の茅葺きが痛んで雨漏りし、動物の死骸などがあちこちにありました。また、元の持ち主が取り壊しを決めていたため、近隣の人により床板が取り外されていました。「西和賀文化遺産伝承協会」の尽力により、「釘一本使ってはならない」という元の所有者の方針に沿って、建造当時の形を残すこととなり、現在に至ります。さらに現在では、3つ程しか残っていない、向井 潤吉(茅葺き屋根住居の絵描き)が描いた屋敷の内、現存する数少ない1つともいわれています。
その「川舟の家」の囲炉裏を囲んで、西和賀の食材をふんだんにつかったランチを堪能できます。「山人-yamado-」スタッフがサーブを担当するので、お客様には煩わしさもなく、雪山の古民家で優雅なランチを楽しんでもらいます。
■奥羽山脈に息づく希少なお肉を使った山人の「ジビエ」コース
「西和賀」は、昔から「マタギの里」といわれてきました。マタギとは、クマなどの大型獣を捕獲する技術と組織をもち、狩猟を生業としてきた人たちのことです。彼らが命をかけて手に入れた、奥羽山脈に息づく希少なお肉を使った「ジビエ」コースで、さらに西和賀を好きになってもらいたいと願っています。
<料理メニュー 一例>
・熊西京漬け
・鹿肉のマリネステーキ
・熊鍋
・鹿肉のハンバーグ
■「山人-yamado-」の歴史と今後の展開
40年あまりの温泉旅館経営「末広」の実績を経て、「山人-yamado-」は2009年5月にオープンしました。
社会に貢献できる企業として、私たちには何ができるだろうと模索した結果、「西和賀」の自然を山人から発信するということにたどり着きました。地方では山仕事の達人を「山人」と呼びます。「山の美しさ、恵み、温かさを訪れたゲストにお伝えする山人でありたい…」宿名にはそんな想いが込められています。単なる接客業、旅館業ではなく、「西和賀」の自然をまるごと楽しんでいただくことが私たちの使命です。そのため、「山人-yamado-」が大事にするおもてなしは、六識「眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識」を通して満喫できる、空間、しつらい、仕掛けを提供することです。心に響く「リトリート」と「ロハス」を表現した館内は、木のぬくもりを感じ周囲の自然と調和するモダンな空間。客室には源泉掛け流しの半露天個室風呂が設えられ、24時間好きな時間に入浴することができます。テラスで過ごすもよし、室内で音楽を楽しむこともできます。また、「山人-yamado-」で働くスタッフは大学の新卒者がほとんどで20代が大半を占めます。「西和賀」の魅力を伝えることが地域活性化につながると信じ、人間力を養う、人材育成に積極的に取り組んでいます。
■サービス概要
サービス名 : 【大人の遠足-かんじき体験プラン-】
「かんじき」&「古民家ランチ」&「山人」を2泊3日で
体験する特別プラン
提供期間 : 2017年3月15日まで
サービス内容: 2泊3日のご宿泊。2泊目の日中は、冬の雪原を歩く
アクティビティと、古民家での囲炉裏ランチ。
2泊目のご夕食は当館自慢の「ジビエ」コースを
提供いたします。
価格 : 150,000円(税別)/人
お申込み : 公式URLからお申込みいただけます。
URL : http://www1.489ban.net/v4/client/plan/detail/customer/yamado/plan/44202
■会社概要
商号 : 株式会社山人
代表者 : 代表取締役 高鷹 政明
所在地 : 〒029-5514 岩手県和賀郡西和賀町湯川52地割71-10
事業内容: 旅館の運営
URL : http://www.yamado.co.jp/ (「山人」で検索)