住民交流・場作り
活動報告会
地域散策
むらの保健室
そこで、2017年4月からの1年間、綾部市内に滞在し、コミュニティナースとしての技能を実践しながら学ぶ「綾部コミュニティナース留学プログラム(以下 本プログラム)」に参加する看護師を2-3名程度、募集します。
※公式サイト: http://community-nurse.com/
本プログラムはボノと島根県雲南市で実際にコミュニティナースとして活動する矢田 明子(NPO法人おっちラボ代表理事)の指導の下、プログラム参加者が地域の自治会や綾部市役所と連携しながら、住民が気軽に健康上の悩み事相談ができる「むらの保健室」の運営や、高齢者世帯の買い物代行や食事支援、地域のお祭りや運動会などのイベント支援を通して、健康的なまちづくりに取り組みます。
■背景
団塊の世代が後期高齢者に達する2025年問題、40兆円を超えた医療費問題、介護にまつわる事故や事件など、日本の医療・介護にはさまざまな課題が山積みとなっており、行政や病院などの医療機関に頼るだけでなく、住民が主体的になって地域の特性に応じた新たな仕組みを構築していく必要があります。
2016年5月から実施したコミュニティナース育成プログラムでは、看護師や保健師の資格を持つ12名が集まり、地域住民とのパートナシップを形成しながらコミュニティナースとして活動する方法を学ぶワークショップや、京都府綾部市内の地域を訪問して住民の取材・交流するフィールドワークを実施してきました。
地域の中で中長期的に活動することで、病気への早期発見(未病対策)に期待できるだけでなく、病院以外で働く看護師の資格をもつ者の新しいワークスタイルとしても注目されています。
■募集要項
<プログラム名>
綾部コミュニティナース留学プログラム
<目的>
(1) 地域で活躍できるコミュニティナースの技能を学ぶ
(2) コミュニティナースが活動するための環境づくり
(3) コミュニティナースとして自活できる事業モデルの検証
<活動内容(予定)>
(1) むらの保健室(健康拠点づくり&運営)
過疎・高齢化が進む地域において、看護資格を有するものによる気軽に健康相談、生活指導ができる『保健室機能』をつくることで、住民の健康的な生活の向上に貢献する。
ワークショップや看護師たちが企画するイベントを実施できる拠点。
(2) 地域振興支援
地域のまちづくりを担う自治会の加入率・参加率の低下、運営するメンバーの高齢化など、自治機能の維持が課題となっている地域において、コミュニティナースが積極的に自治会や住民の活動に関わることで、地域振興に貢献する。
◆住宅訪問(地域巡回)
・会報、回覧板お届け
・買い物代行
・食事支援(一緒に作ったり、食べたり)
◆場作り支援
・健康、生活指導に関するイベント
・看護師個人の特技を活かしたイベント
◆地域行事支援
・季節のお祭り
・自治会や地域団体が企画するイベントなど
<期間>
2017年4月から2018年3月までの1年間
<参加資格>
2017年3月現在、看護師や保健師の国家資格を持つ者
「第2期育成プログラム」に参加できる者(※下記、準備期間について参照)
<定員>
2-3名程度(申し込み者多数の場合は、書類・面談選考あり)
<生活支援>
コミュニティナースとして活動するための生活費や生活に必要な住宅等の支援を検討しています。
<申込先>
公式サイト「申し込みフォーム」から申し込み
http://community-nurse.com/ayabe_entry
<申込期限>
2016年12月15日
<問い合わせ>
ボノ株式会社(東京都文京区関口1-29-6 1F、我楽田工房)
TEL : 03-6228-0051
FAX : 020-4623-8691
Mail: info@community-nurse.com
■準備期間について
綾部コミュニティナース留学プログラムの参加希望者は、2016年11月から実施する「第2期コミュニティナース育成プログラム」で実施するワークショップやフィールドワークにも参加していただきます。
育成プログラムを通して、コミュニティナースに必要な知識と技術を学びながら、綾部に行った時に地域でやりたい活動計画を、第1期の先輩ナースやともに学ぶ第2期の仲間たちとともに作っていきます。
【第2期育成プログラム 詳細説明ページ】
http://community-nurse.com/program2
■活動場所の紹介
綾部市は、京都府の中央北寄りに位置する田園都市。美しい自然環境や豊かな里山・田園と農村の暮らし、平和と歴史・文化に彩られた市街地、ものづくりを中心とする多様な産業の集積、そして京阪神地域と日本海地域をつなぐ交通の要衝地であることなど、地方小都市ながらさまざまな機能や特性がバランスよく備わっています。
(1) 西八田地区(6集落、788世帯、高齢者率36.8%)
綾部市のほぼ中央に位置する6つの町(上八田町、七百石町、中筋町、岡安町、渕垣町、下八田町)からなる南北に細長いエリア。京都縦貫道と舞鶴若狭道が交差している場所にあり、のどかな田園風景や数百年から千年以上前に創設された数多くのお寺や神社などの名所が地区に散在しています。
(2) 奥上林地区(15集落、253世帯、高齢者率62.3%)
綾部市街地から北東約25kmに位置する山間地域。国宝光明寺二王門の在る君尾山の麓、上林川と草壁川に囲まれた風光明媚な地域です。過疎・高齢化が進み、冠婚葬祭、農業用水や道路の維持管理といった共同生活の維持が困難な状況に直面している集落を「水源の里」と位置付け、集落の振興と活性化を図るための活動を地域を上げて行っています。
■協力
・京都府綾部市役所
・西八田地区連合自治会
・西八田公民館
・奥上林地区連合自治会
・あやべ温泉
・株式会社Community Care
・NPO法人健康生活まちづくり …他、企業や団体など多数
■プログラム開発&講師紹介
矢田 明子(コミュニティナース)
NPO法人おっちラボ代表理事/株式会社CommunityCare 取締役
出雲市出身。2014年島根大学医学部看護学科卒。3児の母。
幸雲南塾1期生で地域に飛び出す医療人材によるコミュニティ作りを提案。それを元に医療人材を含む町づくり関係者を体系的に育成するプログラムを確立。地区振興計画作りや新しい特産品開発販売、中山間地域での訪問看護事業開始に繋げている。
2014年、幸雲南塾生の活動を支援するNPO法人おっちラボを立ち上げ代表理事に就任。
医療/保健/福祉分野だけでなく、産業/リノベーション/移住/プロモーション/住民組織/大学/行政など、多様な組織や個と連携したプロジェクトデザインを手掛け、市民の生涯現役の出番づくり(健康づくり活動)を行う。
■会社概要
商号 : ボノ株式会社/我楽田工房
代表者: 代表取締役 横山 貴敏
所在地: 〒112-0014 東京都文京区関口1-29-6 1F
設立 : 2008年7月10日
URL : http://bono.co.jp/