レコーディング風景1
レコーディング風景2
レコーディング風景3
ジャケット原画
タイトルの『From.K』のKは「熊本」と自身の名前「敬」から取ったもの。今回のアルバムは全て即興であり、一度きりの演奏で録音しました。収録は震災から2ヶ月半後、当時まだ余震も続いていた7月4日に行われ、震度7を2回も観測した「益城町文化会館ホール」に許可を得て同ホールにて1日朝から夜まで休まず収録を行いました。
吉田は「地震発生から半年が経とうとする中、東日本大震災の際と比べると熊本についての報道は早い段階から減りつつあるように感じます。熊本地震を風化させてはいけない、という想いもあって今回アルバムを発表しました。アルバムを手に取った人が被災地(熊本)について考えるきっかけになればと思っています。」と語ります。
「言葉ではうまく伝えられない想いは全て音で伝えたい。」その言葉通り、演奏には吉田自身の全身全霊の感情が荒々しく、また時には繊細なピアノの音に全て込められています。
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https://kayyoshida.com/
■KayYoshidaピアノソロアルバム『From.K』について
~「このCDは僕から、そして、熊本からの手紙なんだ。」~
同アルバムは吉田自身の実家が熊本県益城町だったこともあり、何か自分で故郷へ貢献できることはないかと考え、作品を作り聴いてもらうことで益城町から全国へ「この震災は未だ終わっておらず、まだ復興支援が必要であること」を伝えたいという強い想いにより、益城町文化会館ホールに直談判し収録が実現。
CDには益城町の“いま”をそして吉田の想いを伝えるため、朝に収録された1曲目から、夜に収録された16曲目まで、ノイズ、そのほか建物の余震できしむ音なども全て収められています。
このソロピアノアルバムは1枚の手紙のように、音が刻まれています。限られた録音時間の中、1曲目からの16曲目からの12時間、吉田は休むことなく弾き続けました。「感情は決して綺麗なものだけではない、時に濁っていたり深く沈んでいたり。だからこのアルバムには全ての感情をぶつけた、ミスもそれは感情のぶつかりであり表現のひとつだから。」と吉田はコメントしています。
またこのCDは“記録”でもあります。“記憶”とは曖昧なものであり、決して確信を持てるものではないからこそ記録を後世へ残すべきだと企画しました。
震災から2ヶ月半の益城町の音がここにあります(収録は2016年7月4日)。
KayYoshidaピアノソロアルバム『From.K』
全16曲 2,000円(税込)
全国のCDショップで順次発売予定
[発売元:RAINBOW Records]
■KayYoshida(吉田敬)
熊本県在住、作曲、編曲そしてキーボーディストとして音楽家である吉田敬。14歳から作曲を独学ではじめ、現在は日本作曲家協会会員であり鍵盤奏者としてプロ活動をしている。自身のバンドとしては全員が1型糖尿病患者であり、元THE BOOMのベーシスト山川浩正らと共に結成した「1-GATA」、また地元 熊本でのユニット「出-IZR」「もふもふ」での活動、またアーティストのサポートとして全国で演奏活動をしている。また趣味のカメラでも最近は活躍しており、ジャンル、分野に拘らない自由なスタイルでクリエーターとしても名を馳せている。