元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（53）が、6月26日放送の『めざまし8』（フジテレビ系）と『ゴゴスマ～GOGO！Smile～』（TBS系）に出演。ともに神戸6歳男児遺棄事件を報道したが、橋下氏はいずれの番組でも同じエピソードのコメントを披露し、ネット上で「ゴゴスマに橋下徹氏が出ている、神戸市男児殺害事件についてのコメントがめざまし8のコメントと全く同じだ」との指摘の声があがっている。
今月22日、母親（57）の監禁と傷害の容疑で長女・穂坂沙喜容疑者（34）、長男・大地容疑者（32）とその下の双子の朝美容疑者（30）、朝華容疑者（30）らきょうだい4人が逮捕された。その後、草むらで沙喜容疑者の長男・修ちゃん（6）がスーツケースに入れられた状態で発見され、4人が関与しているとしてみて経緯を調べている。
事件の背景には“児童虐待”があるとみられているが、『めざまし8』に出演した橋下氏は「児童虐待が疑われる事件の時には後になってから、もっと早く一時保護できなかったかという議論が必ず出てくる」としたうえで、「なんでそこで一時保護をしなかったんだ、児童相談所は何をやっていたんだという声が必ず出てくるんですが、僕も知事・市長時代に『できる限り一時保護してくれ』っていう指示を出したんですけども、現場の職員も一生懸命やっているんですよ。一時保護を積極的にやりすぎると必ず親御さんからクレームが来るんですよね。現場は凄い悩んでいます」と、県知事時代の体験を交えてコメントした。
一方、『ゴゴスマ』に出演した際も、橋下氏は「児童虐待の事案になると後から『もっと早く保護してたらいいじゃないか』という意見が必ず出る」「でも一時保護するのってかなり大変で、僕も大阪知事・市長時代に『できる限り早期保護してほしい』と相談所に言ったんですけど、現場の人が一生懸命やったうえで、一度保護すると、保護者からいろいろ抗議がくる」と、朝の番組に出演時と同じコメントしている。
さらに、7人の子を持つ橋下氏は「正直僕も子供７人いますけど、上から４番目ぐらいまでは、手をあげてました」「おそらく今の虐待のガイドラインに触れてたと思います」とも告白。「厚生労働省が虐待項目出してるんですけど、僕、全部当てはまる。今やったら通報もの。尻叩くとか尻蹴るとか、やってたもんね」と、当時は“しつけ”と思っていたが、振り返ってみれば行政に介入されてしかるべき“虐待”にあたる行為だったと明かしていた。
そのため、ネット上では「そのため、視聴者から「（同じコメントで）一石二鳥と言う訳だ。こんな適当男は見たこと無いな」「『今なら虐待にあたる』じゃねーよ。むかしから虐待にあたるし犯罪なんだよ。適当な事言ってんじゃない橋下徹」「虐待のガイドライン関係なく子供への暴力は犯罪なんだよ」と指摘の声があがっていた。
