アメリカのトランプ大統領は25％の制裁関税を課しているカナダとの貿易交渉を即座に打ち切り、7日以内に新たな関税率を伝える考えを示しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「アメリカがカナダとの関税交渉打ち切り」について解説します。
Q アメリカとカナダの間で何が起きているの？
A カナダがアメリカの大手IT企業に新しい税金（デジタルサービス税＝DST）をかけることを決めたため、トランプ大統領が反発し、貿易交渉を打ち切ると発表しました。
Q DSTって何なの？
A DSTは、グーグルやメタなどの大手IT企業がカナダで得た売り上げに対してかかる新しい税金です。世界での売上高が約1300億円以上の企業が対象です。
Q トランプ大統領はどう反応したの？
A トランプ大統領は「我が国に対する露骨な攻撃だ」と交流サイト（SNS）で批判しました。
Q 今後どうなるの？
A トランプ大統領は「7日以内にカナダがアメリカとビジネスを続けるための新しい関税を知らせる」としています。追加の関税がかかる可能性があります。
Q アメリカ政府はどんな調査をするの？
A 米通商代表部（USTR）は、カナダのDSTがアメリカ企業に不公平かどうか調べる予定です。不当と判断されれば、追加関税を発動できます。
Q カナダの首相はどう言っているの？
A カナダのカーニー首相は「カナダ国民の最善の利益のため、この複雑な交渉を続けていく」と話しています。
