starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

北九州空港で初の戦闘機訓練 空自がタッチ・アンド・ゴー実施


航空自衛隊のF2戦闘機2機が、初めて北九州空港でのタッチ・アンド・ゴー訓練を実施しました。訓練は、緊急時や災害時における滑走路利用や情報収集活動を想定して行われました。北九州空港は、2024年4月より自衛隊と海上保安庁の利用空港として指定されています。このような民間空港の利用は、台湾に関連した有事状況を考慮しており、自衛隊と米軍がいつでも使用できるようにする狙いとされています。

 航空自衛隊築城基地(福岡県築上町など)のF2戦闘機2機が27日、北九州空港(北九州市、同県苅田町)の滑走路(2500メートル)でタッチ・アンド・ゴー(連続離着陸訓練)を実施した。基地渉外室によると、北九州空港での戦闘機訓練は2006年3月の開港以来初めて。

 午後2時20分過ぎ、戦闘機1機がごう音とともに滑走路へ着陸すると、すぐに上昇。2機目も着陸してすぐ飛び立ち、終了した。

 訓練は安全保障環境を踏まえた緊急時の使用や災害時の情報収集活動を想定し、滑走路への進入方法や周辺の地形を把握する狙い。北九州空港は24年4月、自衛隊と海上保安庁の航空機や艦船が平時から使用可能な「特定利用空港・港湾」の一つに指定された。

 民間空港の訓練実績では、23年11月の自衛隊統合演習でF2が岡山、大分両空港を使用。24年10月の日米共同統合演習でF2が長崎空港を離着陸した。

 日本の安全保障に詳しい沖縄国際大の野添文彬教授(国際政治学)は「台湾有事を想定した訓練で、米軍と自衛隊は民間空港をいつでも利用できるようにしたい思惑がある」と指摘した。【出来祥寿】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.