
小泉進次郎農相は26日、農林水産省内に設置した「米対策集中対応チーム」の発足式に出席した。職員を前に「全ての局がひとごとではなく自分ごととしてコメ対策に集中的に対応し、一日も早く国民の期待に応え、コメ農家が安心して営みを続けることができる環境を作っていきたい。ともに結果を出していこう」と訓示した。
同チームは高止まりするコメ価格への対応を強化するために設置された。小泉氏は発足式で「コメの価格を安定させ、安くておいしいコメを一日も早く消費者に届けることが喫緊の課題だ」としたうえで、「これ以上高止まりさせず、コメ離れを防ぎ、農水省の責任を果たしていく。そのためにどうか皆さん、力を貸してください」と呼びかけた。
チームは約40人態勢でスタートするが、小泉氏は「まだ不十分ということであれば、しっかりと態勢強化する」と述べ、増員を検討する考えも示した。【安部志帆子】