小学校教頭を無免許運転容疑で逮捕 事故後、通報せず立ち去る 福岡

　福岡県警久留米署は20日、福岡県広川町吉常、久留米市立小学校教頭、樋口宏之容疑者（53）を道路交通法違反（無免許運転）の疑いで逮捕したと発表した。

　同署などによると、逮捕容疑は5月8日午前7時50分ごろ、久留米市合川町の市道で乗用車を運転したとしている。容疑を認めているという。樋口容疑者は、交通違反で免許取り消し処分を受けていた。近くのコンビニ駐車場で車と接触事故を起こした後、樋口容疑者は通報しないで立ち去り、事故相手が通報して発覚したという。

　市教委によると、樋口容疑者は4月に現在の小学校の教頭になり、通勤などで乗用車を使っていたという。乗用車を公務で使う場合は車検証や運転免許証のコピーなどの提出が求められるが、樋口容疑者が提出したかは確認が取れていない。市教委の担当者は「現在のチェック体制では不十分だということ。事案を周知し改善・対応を指導していきたい」と話した。【志村一也、日向米華】