
群馬県は15日、県が所有するカーナビ付きの公用車と、ワンセグ機能付きの携帯電話計352台について、NHKと受信契約を結んでいなかったと発表した。未払いは県の試算で約2000万円に上るとみられるという。
県によると、契約漏れが判明したのは、公用車338台のうち257台と、県所有の携帯電話95台すべて。公用車や携帯電話を管理する組織で、NHK受信契約の必要性についての認識が不足していたのが原因という。
古いものは少なくとも2008年から使用しているといい、県はNHKと協議して未払い分を納付する方針。同時に、これらの公用車や携帯電話にテレビ視聴の必要性があるかを再確認し、不要と判断した機器については処分も検討する。同様の契約漏れが全国の自治体で起きていることを受けて5月上旬に調査したところ、発覚したという。【福田智沙】