赤沢経済再生相「トランプ氏、日本が最優先」 月内に次回閣僚協議

　米国の関税措置を巡り、赤沢亮正経済再生担当相は16日（日本時間17日）、米首都ワシントンでトランプ大統領と会談した。終了後、記者団の取材に応じた赤沢氏は「米国が現在置かれている状況について、（トランプ氏から）率直な認識が示された。日本との協議が最優先だという発言があり、日米間で協議を継続していくことを確認した」と述べた。

　赤沢氏によると、トランプ氏との会談にはベッセント財務長官、ラトニック商務長官、米通商代表部（USTR）のグリア代表が同席し、大統領執務室で約50分間行われた。

　その後に閣僚同士で関税を巡る日米間の初回の協議が行われ、可能な限り早期の合意を目指すことや、月内に次回協議を行う方針で一致したという。【ワシントン金寿英】