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容疑者「告知動画見て上京した」  東京・高田馬場の女性刺殺事件


東京都新宿区で22歳の佐藤愛里さんが高野健一容疑者に刺され死亡。佐藤さんは「最上あい」としてライブ配信をしており、事件はその最中に起こった。高野容疑者は事前に動画を見て上京し、佐藤さんの居場所を特定。佐藤さんから借金の返済を受けていないと主張している。事件ではサバイバルナイフが使われ、物証として現場に残っていた。

 11日午前9時50分ごろ、東京都新宿区高田馬場4の路上で、近くの店舗の従業員から「人が刺された」と119番があった。東京都多摩市の職業不詳、佐藤愛里さん(22)が病院に搬送されたが死亡が確認された。警視庁は現場で、佐藤さんを刺したとして、栃木県小山市の職業不詳、高野健一容疑者(42)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。殺人容疑に切り替えて調べる。

 捜査関係者によると、佐藤さんは「最上あい」の名前でライブ動画をインターネットで配信する活動をしており、この日は配信中に襲われたとみられる。

 高野容疑者は「殺すつもりは無かった」と殺意を否認。「(佐藤さんが)山手線を一周するという告知動画を前日に見て上京した。当日はリアルタイムの動画配信を見て、居る場所を探した」と供述しているという。

 高野容疑者は2021年12月ごろ、佐藤さんの配信を視聴し、22年8月ごろから佐藤さんの勤務する飲食店に通うようになった。24年1月に、佐藤さんとの金銭トラブルに関する相談を栃木県警に寄せていた。

 高野容疑者は「貯金や消費者金融から借りて工面し(佐藤さんに)生活費などの名目で200万円以上を貸した。お金を返してもらえないので襲うことを決心した」という趣旨の供述をしているという。

 佐藤さんは顔や胸など上半身に複数の刺し傷があった。防犯カメラの映像などから、1人で歩いていたところを横から襲われたとみられる。

 現場にはスマートフォンや撮影用の「自撮り棒」が残されていた。撮影した動画には佐藤さんと高野容疑者とみられる人物が映っていたという。

 現場からは血の付いた刃渡り約13センチのサバイバルナイフのような刃物も見つかった。高野容疑者は他にもリュックサックの中にサバイバルナイフのような刃物を1本所持していた。

 現場はJR高田馬場駅から南に約350メートル離れた住宅や店舗のあるエリア。事件を目撃した建設業の男性(31)は「叫び声が聞こえ、顔が血だらけの女性が倒れていた。近くにいた男性が女性の首から下がっていた携帯電話のような物を女性の顔にかざしていた」と話した。

 近くで会社を経営する男性(53)は「(高野容疑者は)落ち着いた様子で、警察官に連れて行かれる際も抵抗するそぶりはなかった」と振り返った。【菅健吾、加藤昌平、岩崎歩】

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