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ロシアとウクライナの停戦に向け、米国とロシアの高官が18日、サウジアラビアの首都リヤドで協議を開始した。開催を検討している米露首脳会談や本格的な停戦交渉の調整などが目的で、ウクライナは参加しない。
ロイター通信の事前の報道によると、米側は「ロシアが和平に真剣に取り組む意思があるかを確認する」と強調。ロシア側は「重要なのは米露関係の真の正常化を開始することだ」としている。
停戦を巡っては、米国のトランプ、ロシアのプーチン両大統領が12日の電話協議で交渉の開始に合意した。ただ、ウクライナは頭越しに米露間で交渉が進むことを警戒。欧州主要国の間でも、交渉の蚊帳の外に置かれることへの危機感が広がっている。【ワシントン松井聡】