starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

トランプ氏、ウクライナ停戦難航でいらだち 「戦争は3人のせい」


トランプ米前大統領は、ロシアとウクライナの停戦交渉が停滞している状況に対し苛立ちを強めている。自らの大統領就任後24時間以内に解決すると宣言してきたが、現状では進展が見られない。彼はプーチン、ゼレンスキー、バイデンを挙げて状況を批判し、「3人のせいで数百万人が死んだ」と主張。特にバイデンには、戦争を止めるべきだったと非難している。また、ウクライナのゼレンスキー大統領が米国から防空システム購入を示唆したことにも、「ミサイル頼りの戦略では不十分だ」と批判。ロシアとウクライナ間ではエネルギー施設への攻撃停止が合意されているが、実行には至らず、さらに黒海での船舶安全に関する合意も制裁解除をめぐるロシアの要求で行き詰っている。

 トランプ米大統領がロシアとウクライナの停戦交渉を巡り、双方へのいらだちを強めている。「就任後24時間以内に解決する」などと豪語してきたが、ロシアとウクライナの隔たりは大きく、交渉は思うように進んでいない。14日にはロシアのプーチン、ウクライナのゼレンスキー両大統領と「政敵」のバイデン前米大統領に言及し、「3人のせいで数百万人が死んだ」などと主張した。

 トランプ氏は14日、ホワイトハウスでエルサルバドルのブケレ大統領と会談した際、記者団の質問に答えた。「戦争は起こるべきではなかった」と従来の主張を繰り返した上で、「バイデンは止められたはずで、ゼレンスキーもそうだ。プーチンも始めるべきではなかった」と話した。

 ゼレンスキー氏については、13日の米CBSテレビの番組で米国から防空システム「パトリオット」を購入する意向を示したことを受け、「彼はいつもミサイルを買いたがっている。戦争を始める時は戦争に勝てるということが分かっているべきだ」と批判。「自分たちの20倍の規模の相手と戦争を始め、誰かがミサイルをくれると期待してはならない」と語った。

 トランプ政権は早期の停戦の実現に躍起になっており、ロシア、ウクライナ双方と交渉を進めている。だがロシアとウクライナが「同意」したエネルギー施設への攻撃停止は履行されず、ウクライナと米国が合意した黒海での船舶の安全航行の確保についても、ロシア側が条件として制裁の解除を要求し、実行されていない。【ワシントン松井聡】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.