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豪雨で被災の熊本・JR肥薩線 復旧の初期費用は114億円と試算


2020年の九州豪雨で被害を受けたJR肥薩線の復旧に関する協議が、熊本県人吉市で行われた。協議会は、復旧に必要な初期費用として114億円、15年間の運営費用で64億円の試算を提示し、合意に至った。どの駅を復旧するかについては、利用者の少ない駅が含まれることもあり、引き続き議論を進める。球磨川の自然や地域文化を生かした観光促進と地域活性化が計画の柱で、地元自治体が協議に関わっている。今後、年度内に具体的な復旧駅案をJR九州に示す予定。亀崎直隆副知事は、地域の理解を得つつ、駅の配置案を協議すると強調した。

 2020年7月の九州豪雨で被災したJR肥薩線の復旧を話し合うJR肥薩線再生協議会は17日に熊本県人吉市内で開いた会合で、利活用策をまとめた「復興アクションプラン」の20施策にかかる初期費用を114億円、15年間の運営費用を64億円とする試算などを提示し、合意した。また、どの駅の復旧を進めるかについては、今後も検討を進めて年度内にJR九州に示す。

 復興アクションプランは、24年12月に開かれた前回会合で素案を承認。球磨川の自然や地域の文化を生かして観光施設や景観を整備することなどが盛り込まれている。

 協議会は、沿線自治体でつくり、会合は非公開。地元12市町村が出席した。終了後、記者会見した担当課長などによると、JR九州側は利用者が少ない駅を念頭に、全駅を復旧する必要があるかどうか「復旧する駅のあり方」の検討を求めており、協議会としては地域のコミュニティー維持や活性化を重視したうえで、駅の配置案の協議を進めるとした。

 協議会の会長を務める亀崎直隆副知事は「拠点性やにぎわい創出の観点で地元の理解を得ながら協議していきたい」と述べた。【山口桂子】

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