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王将戦第4局「永瀬九段しか研究していない局面に」 山崎九段が解説


藤井聡太王将(22)が永瀬拓矢九段(32)を相手にALSOK杯第74期王将戦七番勝負の第4局を3連勝で迎え、防衛に王手をかけています。第4局は大阪府高槻市で始まり、立会の谷川浩司十七世名人が9時に開始を宣言。藤井王将は先手で開始し、盤上は角換わり相腰掛け銀の形に進展。戦いの中で藤井王将はノータイムで手を進めましたが、永瀬九段の3一玉という意外な一手に藤井王将の手が止まりました。この局面は一部の棋士しか深く研究しておらず、永瀬九段は自らの研究を活かして藤井王将に挑戦します。局面は48手目まで進み、今後の進展が注目されます。技術と戦略が交錯する局面での対局は、将棋ファンにとって非常に興味深いものとなっています。

 藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦し、藤井王将が3連勝で防衛に王手をかけたALSOK杯第74期王将戦七番勝負の第4局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、大阪府高槻市など共催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓、名古屋鉄道協賛)が15日、高槻市の山水館で始まった。

 定刻の午前9時、盤側で浜田剛史市長らが見守る中、立会の谷川浩司十七世名人が開始を告げた。先手番の藤井王将はお茶を口にした後、2六歩と飛車先の歩を突き出し、永瀬九段は8四歩と応じた。

 盤上は角換わり相腰掛け銀の戦いに進み、41手目までは藤井王将が9六歩(27手目)と端歩を突くのに1分消費した以外は全てノータイム。42手目に永瀬九段が初めて1分考えて4四歩と突くと、藤井王将は3分の考慮で4五歩と戦端を開いた。

 この局面で前例は5局に絞られ、後手の応手は全て「4五同歩」だった。しかし、永瀬九段はノータイムで3一玉と変化してフェイントをかけた。藤井王将の手がピタリと止まった。解説の山崎隆之九段は「4五歩の局面は、角換わりでも研究が深い伊藤匠叡王や佐々木勇気八段ら一握りの棋士しか指していない。永瀬九段は3一玉と手を変えて自分しか研究していない局面に引き込んだ」と話した。

 藤井王将は50分の長考で4四歩と取り込んだ。【新土居仁昌、丸山進】

48手目まで指し手

[先]藤井

[後]永瀬

<1>2六歩  (2)8四歩

<3>2五歩  (4)8五歩

<5>7六歩  (6)3二金

<7>7七角  (8)3四歩

<9>6八銀  (10)7七角成

<11>同 銀  (12)2二銀

<13>4八銀  (14)3三銀

<15>4六歩  (16)6二銀

<17>7八金  (18)7四歩

<19>4七銀  (20)1四歩

<21>1六歩  (22)7三桂

<23>6八玉  (24)6四歩

<25>3六歩  (26)6三銀

<27>9六歩1 (28)9四歩

<29>3七桂  (30)4二玉

<31>4八金  (32)8一飛

<33>5六銀  (34)6二金

<35>6六歩  (36)5四銀

<37>2九飛  (38)5二玉

<39>6九玉  (40)4一玉

<41>5八玉  (42)4四歩1

<43>4五歩3 (44)3一玉

<45>4四歩50 (46)同 銀1

<47>7五歩1 (48)9二角6

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