日鉄はUSスチール株式の過半数握らず トランプ氏が表明

　トランプ米大統領は9日、米国に輸入される全ての鉄鋼とアルミニウムに25％の関税を課す考えを示した。10日にも発表するという。また、米国に関税を課す国に同率の関税を発動する「相互関税」を11～12日にも発表する考えを示した。

　また、日本製鉄によるUSスチール買収計画に関しては、日鉄が株式の過半数を握ることはないとの認識を表明。「買収」ではなく「投資」との考えを改めて示した。

　移動中の機内で記者団の質問に答えた。

　トランプ氏は日米首脳会談後の記者会見で相互関税の構想を表明。日鉄のUSスチール買収計画に関しては、日鉄がUSスチールを買収・所有するのではなく巨額の投資の形になると述べていた。【ワシントン大久保渉】