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4時間半続いたフジ社員説明会 「役員総退陣しないと持たない」声も


フジテレビはタレント中居正広さんに関連する社員のトラブルを受け、臨時取締役会後に社員説明会を開催しました。約1100人が参加し、長時間にわたって会社の経営陣に対し厳しい発言が相次ぎました。特に17日の記者会見での録画禁止措置に対し、経営陣から深い反省の言葉がありました。さらに、SNSでの誹謗中傷に対しては第三者委員会を設置し、法的措置も視野に入れていると発表されました。多くの社員が現状に不満を抱き、業務への影響が懸念されています。

 タレントの中居正広さん(52)と女性のトラブルを巡り、週刊誌に社員の関与が報じられたフジテレビは23日、臨時取締役会後に社員説明会を開催した。社内の会場には約500人が集まり、オンラインも含めると計1100人が参加した。嘉納修治会長や港浩一社長らに対して社員から発言が相次ぎ、午後5時半に始まった説明会は午後10時まで4時間半にわたった。

 会場にいた社員らによると「役員が総退陣しなければ会社が持たないのではないか」との声も上がった。港社長は、出席者を限定して録画も認めず批判を浴びた17日の記者会見について「報道の立場からしたらあり得ないこと。深く反省している」と話した。また、SNS(ネット交流サービス)などでの社員に対する誹謗(ひぼう)中傷について、第三者委員会の調査後、提訴することも視野に考えているとも発言したという。

 ある中堅社員は「社内の全ての部署が(今回の件と経営層の対応に)怒り狂っている。ロケが断られるなど、今までの仕事ができなくなり、落ち込んでいる人、悲嘆にくれている人も多い」「(17日の会見で動画撮影などを認めなかったことに)これまで自分たちが撮影させるよう要求してきた立場なのに、顔向けできない」と諦め顔で話した。【井上知大、平本絢子】

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