
元タレントの中居正広氏による女性とのトラブルを巡る一連の問題で、フジテレビと親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)が設置した第三者委員会の調査報告書が31日、公表された。記者会見したフジの清水賢治社長は「被害女性に大変つらい思いをさせてしまった。心よりおわび申し上げます」と謝罪した。清水氏の主な発言は以下の通り。【デジタル報道グループ】
◆(清水氏) 本日、第三者委員会から調査報告書を受領いたしました。調査報告書においては、フジテレビの元女性アナウンサーが、中居正広氏による性暴力の被害を受けたことや、そこに至った経緯について詳細に認定されました。
その上で、事案発生後の会社の対応や企業風土、ガバナンスなどの問題について、大変厳しい指摘を受けました。第三者委員会からのご指摘を真摯(しんし)に受け止め、会社としての責任を痛感しております。
何よりも会社としての救済が十分ではなかった結果、被害女性に大変つらい思いをさせてしまったことについて、心よりおわび申し上げます。
また、視聴者、ユーザーの皆様、広告会社の皆様、出演者、制作関係お取引先の皆様など、多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけしておりますことについても、この場を借りて深くおわび申し上げます。