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米国製戦闘機F35A、3機の納入が25年度にずれ込む 開発遅れ


航空自衛隊の主力戦闘機として予定されていたF35Aの納入が、ソフトウェア開発の遅れにより2024年度から2025年度に延期されることが防衛省の取材で判明しました。影響を受けるのは3機で、当初、青森県の三沢基地に配備される予定でしたが、変更後は石川県の小松基地で25年度に配備されることになります。防衛省は、2027年度までに小松基地に20機を配備する計画に変更はないとしています。また、南西諸島の防空体制強化のためのF35Bも2025年度への遅れが発表されていますが、いずれの遅延も今後の配備計画には影響を与えないとされています。

 航空自衛隊の主力戦闘機として順次配備が進む米国製の最新鋭ステルス戦闘機F35Aについて、3機の納入時期が当初予定していた2024年度から25年度にずれ込むことが防衛省への取材で判明した。機体に搭載するソフトウエアの開発の遅れが要因。領空侵犯の恐れがある外国機への対処任務や運用中の機体、25年度以降の配備計画に影響はないという。

 防衛省は、F35Aを計105機配備していく計画で、現状は三沢基地(青森県)に39機を配備。25年度以降、小松基地(石川県)にも配備を進め、F15戦闘機と入れ替える計画となっている。

 防衛省によると、納入時期のずれ込む3機については、配備先を当初の三沢基地から小松基地に変更する。これにより、小松基地には25年度、7機が配備されるが、27年度までに20機を配備する計画自体に変更はないという。

 最新鋭ステルス戦闘機を巡っては、南西諸島の防空体制強化に向けて24年度中に配備するとしていたF35Bも、第1陣の納入時期が25年度にずれ込むことが明らかになっている。【松浦吉剛】

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