「ダイヤモンド富士」 富士山頂に沈む夕日、照らす牛久大仏 茨城

　茨城県行方（なめがた）市で17日、霞ケ浦の南西方向に見える富士山頂に太陽が沈む「ダイヤモンド富士」を観測できた。富士山の傍らには同県牛久市にある高さ120メートルの仏像、牛久大仏があり、稜線（りょうせん）を滑り落ちるように沈む夕日が最後は仏像を照らした。湖畔の撮影場所にはカメラ数十台が並び、幻想的な風景を写真に収めた。

　霞ケ浦は日本で2番目に広い湖。約170キロ離れた富士山さえ見えれば、数カ月にわたり湖畔のどこかでダイヤモンド富士が楽しめる。1月中旬はダイヤモンド富士と牛久大仏を撮影するには条件が良い。太陽の位置は変わるが、あと数日は共演を見ることができる。【須賀川理】