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女性競輪選手が性被害訴え 相手男性や選手会らを提訴 神戸地裁


30代の女性競輪選手が男性先輩選手や日本競輪選手会、JKAを相手取り、約2100万円の損害賠償を神戸地裁に求める訴えを起こした。女性は2021年、兵庫支部で先輩から性的被害を受け、PTSDと診断され長期のレース欠場を余儀なくされた。選手会への再調査依頼もハラスメント行為と認定されず、女性は泣き寝入りを希望しないとする意志を示した。一方、選手会とJKAは訴状が届いていないためコメントを控えた。

 競輪の男性選手から性被害とハラスメントを受けたとして、30代の女性選手が30日、男性や日本競輪選手会、競輪を統括する公益財団法人JKAに慰謝料など約2100万円の損害賠償を求める訴えを神戸地裁に起こした。

 訴状によると、女性は選手会兵庫支部に所属していた2021年10月、同じ支部の先輩である男性に無理やりキスをされたり、ホテルで同意のない性的行為をされたりしたうえ、口外しないよう脅された。女性はその後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、長期間のレース欠場を余儀なくされた。女性は選手会に退会届を出したが、受理されていないという。

 女性側は、兵庫支部には男性ら有力・有名選手を中心とした支配的な上下関係が存在していたと主張。選手会やJKAはハラスメント行為のない環境を整える義務に反したなどとした。

 女性は23年1月、選手会に被害を申告し調査を求めたが、「証拠不足」を理由に打ち切られた。24年9月に再調査を求めたところ、ハラスメント行為と認定されなかったという。提訴後に記者会見した女性は「見えないナイフで心を刺されているようだ。私が訴えることで泣き寝入りしている方の背中を押せたら」と語った。

 選手会は「誠実に対応してきたが、訴状がまだ届いていないのでコメントを差し控える」、JKAは「訴状が届いていないのでコメントのしようがない」とした。【木山友里亜】

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