地震と豪雨の二つの災害に見舞われた石川県能登地方の人たちを支援しようと、埼玉県本庄市社会福祉協議会が義援金の募集に取り組んでいる中、市内在住の梅村孝雄さん(85)が27日、200万円を寄付した。
梅村さんは「吉田信解市長がSNSで『能登への支援を』と呼びかけているのを見て、『応援します』とコメントしました。口だけというのも嫌なので、へそくりをかき集めて持ってきました。できることで協力したい」とほほ笑んだ。
日本赤十字社本庄地区長として受け取った吉田市長は「ありがたい。郷土の偉人、塙保己一は『世のため、人のため』という言葉を残した。そして、今の私に何ができるのかを、広く市民の皆さんに考えていただきたい」と義援金への協力を呼びかけた。市社協は市役所など市内10カ所に募金箱を設置している。【隈元浩彦】