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下半身や胸「目視必要」と医師主張 群馬・みなかみの学校健診問題


 群馬県みなかみ町の小学校で4日に実施された健康診断で、複数の児童が男性医師(78)に下着の中をのぞかれたなどと訴えている問題で、内分泌学(性成熟)などを専門とするこの医師は7日夜、下半身の目視について「パンツを開いて陰毛が生えているかをぱっと見た。全員、見た」と報道陣に説明した。

 医師は触診については上腹部に限定していたとして、「直接皮膚に触るのはおなか。肝臓が腫れていないか上腹部に手を当てた。下半身に手を入れることは絶対していない」と説明する一方、「無意識に足に手を当てたことはあったかもしれない」とも述べた。

 また、女児については上着をあげさせて乳房の発育も目視していたと説明した。「胸を見せるのも傷つく人もいるが、『胸はしょうがないけど陰毛はだめ』という根拠はどこにもない」と述べ、成熟の状況を確認するために乳房も陰毛も目視する必要があったと訴えた。

 下半身の目視について、「私が校医をやっている限りは見る」と述べ、今後も必要との考えを示した。理由について「診療で日常茶飯事で当たり前のこととしてやっていて、そのままこっち(学校の健診)に持ってきた。100人のうち1人、2人異常が見つかればやった意義がある」と説明。「5、6歳から大人になるまでは成長と成熟がアンバランスになり、精神的にも問題が出る子がいる。それを見るのが一番大事だ」と指摘した上で、「専門家の立場では必要だ」「見られる所は全部見るのが基本」と必要性を強調した。

 学校側は付き添いの養護教諭への聞き取りで、昨年の健康診断で下半身の目視や触診がなかったとしているが、医師は「去年同じように診察したと思っていたが、何人かだけ選んで見たかもしれない。今年は見るならむしろ全部見た方がいいだろうと思った」と述べた。

 同町の田村義和教育長は「他の学校では通常やっていない健診の行為なので、事前に話があればお断りする。そこまで校内の健診でする必要がないのではないかと我々も捉えている」と述べ、今後は別の医師に校医を委託し、児童の心のケアを行うとした。

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