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夕方の国道を1人で歩く5歳 記者と男性「…?」 勘は当たった


 福島県警南相馬署の本望(ほんもう)譲(じょう)署長は18日、国道沿いを歩いていた迷子の女児(5)を保護したとして、毎日新聞南相馬通信部の尾崎修二記者(35)と南相馬市鹿島区の会社員、千色智由希(ちいろともゆき)さん(42)に感謝状を贈った。

 同署によると、尾崎記者は3月31日午後5時ごろ、車を運転中に、同市鹿島区の国道6号の歩道を一人で歩いていた市内の女児を見かけた。尾崎記者が女児に声を掛けて110番通報し、「こんな時間に1人で歩いているのはおかしい」と感じた千色さんも車を止めて、協力して保護した。女児は警察官が自宅まで送り届けた。

 2人とも「不審者と思われないかと、声を掛けるのにはためらいもあった」と振り返る。尾崎記者は長男(現在小学2年)、千色さんは次男(同1年)を連れており、声を掛けやすかったという。

 本望署長は「国道は通行量が多く、事故に巻き込まれる危険もあった。おかしいと感じたら声を掛けていただきたいが、ちゅうちょがあるなら110番通報してもらえれば」と話した。【西川拓】

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