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盲導犬の遺骨収める「カロート」不足 協会がCF支援呼びかけ


 東日本盲導犬協会(宇都宮市)は、設立50周年記念事業として盲導犬慰霊碑の遺骨を納める「カロート」の増設や医療費などの支援を求めるクラウドファンディング(CF)をしている。慰霊碑は2004年に30周年事業で建立し、今までに122頭の遺骨が納められているが、カロートの空きがなくなり増設する必要がある。

 同協会は1974年の設立から、繁殖と育成、訓練活動を行い300頭以上の盲導犬を全国の視覚障害者に提供してきた。盲導犬は10歳くらいで引退するが、その後は同協会で引き取り世話をする。亡くなると慰霊碑に埋葬している。

 手厚い活動を続けているが、育成費には公的な助成が少なく、運営費用の8割以上が企業や個人からの寄付で賄われている。コロナ禍では、募金活動ができずに運営費は激減。4年前からCFへの取り組みを始め、自動車の購入や耐用年数を過ぎた電力設備の交換、医療費などとして寄付を受けた。

 今回は目標額を3段階に設け、500万円で医療費に充て、700万円では100頭分のカロートを増設する。750万円に達した場合、各種設備の更新や交換に活用する。

 奈良部武司事務局長は「50周年を迎えられることは皆さんの支援があってこそ。これからも視覚障害者の支えになってくれている犬たちに敬意を払って活動をしたい」と協力を呼びかけている。

 支援金はCFサイト「READYFOR(レディーフォー)」で募っており、1口3000円~100万円で受け付けている。支援者には返礼品として、犬の写真が入った手紙などが送られる。5月31日まで。【松沢真美】

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