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北海道知事、長谷川岳参院議員の威圧的発言を確認 職員に聞き取り


 北海道の鈴木直道知事は5日の定例記者会見で、自民党の長谷川岳参院議員(道選挙区)と道幹部職員の政策説明に関するやり取りを巡り、長谷川氏の言動を「威圧的と受け止めた幹部職員が複数人確認された」と明らかにした。長谷川氏を巡っては、札幌市職員を過度に叱責していると一部週刊誌が報じており、鈴木知事が3月末から長谷川氏と接点の多かったとされる職員に聞き取りを行っていた。

 道によると、聞き取りをしたのは、前副知事▽前水産林務部長▽前観光振興監▽前ゼロカーボン推進監――の4人。政策などの説明をした際、長谷川氏の言葉遣いで威圧的に感じたことがあったと報告したという。

 元水産林務部長と元ゼロカーボン推進監は2023年度内に長谷川氏の東京事務所などに20回以上も出張。鈴木知事は「すべて必要な出張だったと確認した。ただし、オンラインなどもあるので出張は合理的に行っていくのが大事だ」と指摘した。

 また、道が、国の24年度予算成立時にあわせ、部長職から長谷川氏に速やかに「お礼」の連絡をするように組織的に依頼していたことも判明。道は、経緯や理由について現時点で不明としたが、鈴木知事は「メールで全庁一斉に『お礼』というのは適切ではないと考えている。職員には今後、こういった対応は改めてほしいと指示した」と述べた。

 道によると、依頼をしていたのは国への予算要望を取りまとめる計画推進課で、複数回に渡って各部署にメールを送っていた。他の国会議員への同様の対応は現時点で確認されていないという。

 鈴木知事は長谷川議員に対して5日、「しっかりと対応していただきたい」と電話で申し入れた。道は今後、一連の問題について、調査の対象を広げ、事実確認を進めるとしている。

 長谷川氏を巡っては、一部週刊誌が3月、札幌市職員を過度に叱責していると報道。札幌市の秋元克広市長が記者会見で「かなりきつい調子で言われる方ですので、そういうふうに受け止める場合もあるかなと認識しています」などと述べていた。【金将来】

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