下着から帽子まで、コンビニエンスストアで全身コーディネートはいかが――。ファミリーマートは2日、約1カ月半で完売した男女兼用のショートパンツの新色など衣料品の新商品の販売を始めた。23日には帽子やトートバッグ、ベルトなどの新アイテムも売り出す。2021年に発売した靴下の累計販売数は1600万足を超え、同社広報は「コンビニで服を買う文化が根付きつつある」と話す。
同社はファッションデザイナーの落合宏理氏と、オリジナルブランド「コンビニエンスウェア」を共同開発。老若男女が使いやすいシンプルで機能的なデザインと、質の良さで支持が広がっている。落合氏は、リオ・オリンピック・パラリンピックの閉会式「フラッグハンドオーバーセレモニー」の衣装制作を担当した。
靴下やTシャツなどの定番商品からスタートし、昨年12月に販売したスエットは「コスパがいい」などとネット交流サービス（SNS）でも話題になり、トレーナーとパンツ（各税込み2990円）、パーカ（3990円）は売り切れの店舗が相次いだ。
2日発売のショートパンツは、綿とナイロンの混紡糸の素材を使用。軽くて、しわになりにくい。黒と新色のベージュの2色展開で1998円。
UVカット機能付きでサイズが調整可能なキャップとハットは23日発売で、いずれも1998円。トートバッグは990円で、耐水、防汚機能がある。【加藤結花】
