自民党は28日、参院予算委員会の理事懇談会で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた追加聴取の対象として、過去に清和政策研究会(現安倍派)会長を務めた森喜朗元首相も含まれる可能性があると説明した。
立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長が、自民の石井準一参院国対委員長との会談後、国会内で記者団に明らかにした。
自民党執行部は26、27両日に安倍派幹部の塩谷立元文部科学相、下村博文元文科相、西村康稔前経済産業相、世耕弘成前党参院幹事長の4氏に対して追加聴取を行った。斎藤氏は、今後の追加聴取について「対象は決まっていないが、森元首相も含まれうる」と自民側から説明を受けたと明らかにした。【安部志帆子】