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イスラエル首相「支援なしでもラファ侵攻」 米国務長官と会談


 パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルのネタニヤフ首相は22日、テルアビブでブリンケン米国務長官と会談し、ガザ地区南部ラファへの侵攻について、米国の支援が得られない場合でも「単独で実行する」と伝えた。ブリンケン氏は会談後、ラファ侵攻は「イスラエルを孤立させ、長期的な安全を危うくする恐れがある」と懸念を示した。ラファ侵攻を巡る両国の温度差が改めて浮き彫りになった格好だ。

 米国務省のミラー報道官やイスラエル首相府によると、ブリンケン氏は会談で、イスラエルの安全保障やハマス打倒を支持することを改めて表明しつつ、民間人の保護や人道支援の拡大の必要性も強調した。ネタニヤフ氏は「ラファに入らなければハマスは打倒できない。米国の支援を期待するが、必要なら単独でも実行する」と語った。

 ラファでは約150万人の避難民が暮らしている。イスラエルはハマスの残存部隊がラファに潜伏しているとみて、民間人を退避させた後に侵攻する計画を進めている。だが、米国は「さらなる人道危機を招く」として反対しており、バイデン米大統領も18日の電話協議で、ネタニヤフ氏に「イスラエルの目的は他の方法によって達成できる」と指摘した。

 米国は来週にもイスラエルにラファ侵攻の「代替策」を説明する予定で、大規模な地上作戦とは別の形でハマスを壊滅させるよう提案するとみられる。

 ガザ地区では22日も戦闘が続いた。ロイター通信などによると、ラファでは住宅が空爆され、子供ら8人が死亡した。北部ガザ市のシファ病院でも戦闘が続き、イスラエル軍は22日、これまでに戦闘員150人以上を殺害したほか、数百人を拘束したと発表した。ガザの保健当局によると、これまでの戦闘による死者は3万2070人になった。【カイロ金子淳】

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