教え子に性的内容のメッセージ194回 30代教諭を懲戒処分 福岡

　福岡県教育委員会は21日、性的内容などを含むメッセージを教え子に200回近く送るなどしたとして筑豊地区の中学校の30代男性教諭と、16歳未満の少女と性行為をしたとして筑後地区の県立高の40代男性講師をいずれも同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

　男性教諭は2023年6月下旬～12月下旬、インスタグラムで自校の教え子の女子生徒に少なくとも490回のメッセージを送信。このうち「エッチしたいね」「好きです」などの性的内容や恋愛感情を伝えるメッセージを194回にわたって繰り返し送信した。

　男性教諭は24年2月、県青少年健全育成条例違反で書類送検され、動機について「好意があり、個人的につながりたかった」と話したという。

　また男性講師は23年12月、佐賀市内のホテルで知人だった16歳未満の少女と性行為をした。少女側が同月、佐賀南署に相談して発覚。男性講師は24年1月、不同意性交等容疑で逮捕され、同罪で起訴された。【栗栖由喜】