日産自動車とホンダは15日、電気自動車(EV)事業などでの包括的な協業に向けて覚書を結んだと発表した。
日産の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)とホンダの三部敏宏社長は東京都内で記者会見した。
日産の内田社長は「今後加速するモビリティーへの変革に対し、中長期的な視点で備えをしていくことが重要だ。今後、両社で論議を重ね、持続的成長に向けて、ウィンウィンとなる結論が見いだせることを期待している」とコメントした。
ホンダの三部社長は「100年に1度と言われる自動車業界の変革期において、両社が培ってきた技術や知見の相乗効果により、業界のトップランナーとして自動車の新たな価値創造をリードする存在となり得るかの観点で、両社のパートナーシップの可能性を検討していく」と表明した。【福富智】