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民間ロケット、13日11時過ぎに発射再挑戦 交通規制も 和歌山


 宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京都)は13日午前11時過ぎに、9日の発射直前に打ち上げを中止した小型ロケット「カイロス」初号機を串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる予定だ。11日夕の発表を受け、関係機関は急ピッチで準備を進めている。

 公式見学場の田原海水浴場(串本町)、旧浦神小学校(那智勝浦町)の入場チケットは計約5000人分が完売しており、打ち上げの予備期間になっている31日まで有効。チケットを持たない人のための無料ウェブ配信も再び実施する。

 ただ、1カ月以上前から日程が発表され、土曜だった前回に比べ、今回は2日前の発表で平日でもあるため、見学に訪れる人は減りそうだ。県産業技術政策課によると、鹿児島県・種子島のロケット発射場の場合、打ち上げが延期されると来訪者が半分程度に減少するという。

 南紀串本観光協会(串本町)に加盟する約30の宿泊施設の予約状況は、8、9日はほぼ満室だったが、今回は低調という。宇井晋介事務局長は「あまりに急な発表で、しかも平日なので遠方からは来にくい」と話した。

 そのため、9日は全路線全便で運休した串本町コミュニティバスは、発射場周辺に向かう路線の一部を除いて通常通り運行する。渋滞対策や来場者の誘導・案内などに動員する串本、那智勝浦両町職員も今回は減らすという。

 一方、県や地元自治体などでつくる「スペースポート紀伊周辺地域協議会」は、前回同様に、国道42号は見学場の前後1キロは駐停車禁止、その先2キロは駐車禁止とする。前回は目立ったトラブルがなかったが、県産業技術政策課の担当者は「混乱がなかったのは交通規制の成果」と説明する。JR西日本も2カ所の公式見学場の最寄り駅にアクセスする紀勢線の臨時列車を上下計11本運行し、利用を呼び掛けている。【駒木智一、松田学】

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