俳優浜中文一（36）が20日、大阪市内で舞台「ブラック・コメディ」（8月17～9月1日、東京・IMMシアター）の取材会に出席した。
ピーター・シェーファー原作で65年に英国で初演され、日本では70年に初演された戯曲。浜中演じる売れない彫刻家ブリンズリーが、愛する女性と富を手に入れようと画策するも、予期せぬ停電でトラブルに発展するというストーリー。
浜中は「細かい動きがたくさんある作品。計算され尽くしていて、ピーターさんも大変やったんちゃうかな。よく書けたなって思う」とびっくり。まだ、稽古には入っていないが「いかにお客さんにバレずに共演者を笑かすか」を考えているといい、「非常におもしろい作品。見た方が良いです」とアピールした。
同公演は文化庁「子供文化芸術活動支援事業」となっており、18歳以下は無料となっているが、会場は東京のみ。大阪出身の浜中は「大阪の人は、どうやったら来るでしょう？ ネックは交通費。いっけいさんが交通費の何割かを負担するので恐れずに来てください」。共演の渡辺いっけいに交通費を負担させる奇策をぶち上げて笑わせた。
昨年末でSMILE－UP．（旧ジャニーズ事務所）を退所。心機一転、フリーで活動している。「ポジティブですし、充実している」。事務所の縛りがなくなったことで「僕の判断で自由に発信できる。自然体のままやれているし、解放された感じで気持ちいい」と充実感をにじませていた。
