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トランプ氏、同時中継でバイデン氏口撃 「最悪の一般教書演説」


 トランプ前米大統領(共和党)は7日、バイデン大統領(民主党)の一般教書演説に合わせて、ソーシャルメディア上で次々と投稿を行い、バイデン氏を「口撃」した。「最も怒りっぽく、思いやりに欠けた最悪の一般教書演説かもしれない」とした上で「我が国にとって恥ずかしいものだ」と批判。11月の大統領選に向けて、トランプ氏も対決姿勢を鮮明にした。

 自身のソーシャルメディアを通じて同時中継で行った投稿は、演説前から始まった。まずはバイデン氏の演説が当初の予定から遅れていることに言及し、「彼らは本当に遅い。非常に無礼だ」と書き込んだ。

 バイデン氏がロシアによるウクライナ侵攻に触れると、トランプ氏は「プーチン露大統領がウクライナに侵攻したのは、彼がバイデン氏を尊敬していないからだ」と持論を展開。「トランプ政権下では決して起こらなかっただろう」と投稿した。

 移民問題をめぐっては、「移民による暴力が歴史上、最悪の犯罪の波を引き起こしている」として、バイデン政権下で不法移民の流入が続くことが、治安を悪化させていると批判した。演説中にバイデン氏がせき込む様子を見せると、「せき、せき、常にせき!」などと投稿し、バイデン氏の高齢問題をあおった。

 ただ、トランプ氏の書き込みは当初、思うように進まなかったようだ。ソーシャルメディア上で「ネットワーク障害」が表示される時間がしばらく続いたためで、一部の米メディアは「トランプ氏にとって不運だった」と報じた。

 一方、バイデン氏の演説を受け、共和党を代表し、アラバマ州選出のケイティ・ブリット上院議員が反対演説に臨んだ。約17分演説したブリット氏は、バイデン氏の移民・国境政策や経済政策などを批判。トランプ氏を念頭に「安全な国境や安定した物価、安全な街や強力な国防が偉大な国家の礎であることを認識するリーダーが米国にはふさわしい」と述べた。

 2022年の中間選挙で、女性として共和党史上、最も若く上院議員に選出されたブリット氏は、トランプ氏の副大統領候補の一人としても名前が挙がっている。【ニューヨーク中村聡也】

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