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森高千里さんの歌碑、移設見送り 栃木・足利市「事業者の判断」


 栃木県足利市の渡良瀬川左岸にある本町緑地で、国の「パークPFI」制度を活用し、ハンバーガーショップなど商業施設とトイレや駐車場など公共施設を民間が一体整備する「わたらせリバープラザ」が着工した。提案時には、歌手・森高千里さんの名曲「渡良瀬橋」の歌碑の移設も盛り込んでいたが、見送られた。オープンは11月23日の予定。

 事業者は、県内3社による合同会社「コネクトわたらせ」。自治体などに限っていた河川敷の占用を民間にも認める特例の適用を県内で初めて受け、市が実施したパークPFI(公募設置管理制度)の募集に応じた。

 敷地は国が盛り土して広げた堤防の天端部分約2940平方メートル。メイン施設は鉄骨平屋建て延べ床面積883平方メートルで、ハンバーガーショップやサイクリストの休憩スペース、子供向けの職場体験ゾーンなどの商業施設、男女関係なく使えるトイレなどを整備する。

 当初計画では、下流の渡良瀬橋近くの市道脇に設置されている歌碑の移設も予定していたが、事業の基本協定の策定過程で取りやめた。昨年6月の計画公表後、移設に対してはSNSでファンらの反発が相次ぎ、市に対しても反対意見が複数寄せられたという。市は「意見はそのまま事業者に伝えたが、市として評価していない。見送りは事業者の判断」と説明した。

 商業施設を含めた全体事業費は非公表。トイレ、堤防上の駐車場など公共部分も事業者負担で、市は施設近くの河川敷に整備する駐車場、管理道路などの整備費6000万円を負担する。事業者が市に支払う年間使用料(占用料)は292万円。【太田穣】

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