不当に「満足度No.1」景品表示法違反で措置命令 福岡の2社

　合理的根拠がないのに太陽光発電システムで「顧客満足度No.1」などと自社サイトに表示したのは景品表示法違反（優良誤認）に当たるとして、消費者庁は27日、住宅設備機器販売施工「新日本エネックス」（福岡市博多区）と「安心頼ホーム」（同市東区）の2社に再発防止などの措置命令を出した。

　公正取引委員会事務総局九州事務所などによると、新日本エネックスは客観的調査でアフターフォローの充実など3項目が1位であるかのように「3部門で№1」、安心頼ホームは客観的調査で太陽光発電販売施工会社の口コミ満足度など3項目で1位であるかのように「信頼の3冠獲得」とそれぞれ表示していた。同事務所によると、両社は「真摯（しんし）に受け止め再発防止に努める」と話しているという。【城島勇人】