兵庫県朝来市内の飲食店で、「岩津ねぎキムチ」を使ったオリジナルメニューの提供が始まった。
同市特産の岩津ねぎは甘みが強く、青い葉の部分もおいしく食べられるのが特徴。旬の時期は但馬地域外から買い求めに来る人も多く、知名度を上げつつある。
この特産をもっと広めようと、朝来市商工会のご当地グルメ開発部がキムチ作りを考案、開発。広島県の漬物業者に製造委託した。さらに、市内飲食店の活性化も活動目的に加え、キムチを活用したメニューを提供する店を募集。計11店舗が参加することになった。
先行実施は和田山町枚田、ラーメン冨貴の「岩津ねぎキムチのせ 但馬玄（ぐろ）牛骨ラーメン」（1600円）▽和田山町殿、山城の郷の「蒸し但馬どりの岩津ねぎキムチのせ定食」（1500円）▽和田山町法道寺、隆盛堂本店の「岩津ねぎキムチピザ」（1300円）▽和田山町桑原、隆盛堂桑原店の「岩津ねぎキムチのトースト」（630円）――など5店舗の6品・サービス。終了時期は各店舗によって異なる。価格はいずれも税込み。
ご当地グルメ開発部の会員でラーメン冨貴店主の小山智也さん（50）は「岩津ねぎを広めたいとの思いで取り組み、ようやく皆さまに岩津ねぎキムチを食べていただけるようになった。ぜひお店に足を運んでほしい」と話していた。問い合わせは同商工会（079・672・2362）。【中治愛美】
