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将棋 青野照市九段、史上最年長で通算800勝達成 71歳


 将棋の現役最年長棋士、青野照市九段(71)は20日、東京都渋谷区の将棋会館で指された公式戦に勝ち、史上最年長で通算800勝(将棋栄誉敢闘賞)を達成した。史上26人目。800勝時点の勝率は4割7分2厘で、初めて負け越しでの到達となった。これまでの最年長記録は森雞二(けいじ)九段(77)の62歳10カ月だった。

 青野九段は1月11日の第82期名人戦順位戦C級2組での対局に敗れて今期限りの陥落が確定し、対局が組まれている全ての棋戦で敗退した時点での引退が決まった。当時は通算798勝で「(表彰対象となる)800勝は達成したい」と大台に強いこだわりを見せ、その8日後の同19日に白星を挙げて王手をかけていた。

 終局後、青野九段は報道陣の取材に「1勝、2勝がこんなに重いものとは思わなかった。諦めが悪い性格で、もうだめだという気にならなかったのがよかった。野球でいえば(名球会入りの条件となる)2000本安打や200勝と同じくらいでは」と喜びをかみ締めた。

 青野九段は1974年にプロ入り。A級順位戦に11期在籍し、王座戦で1度タイトルに挑戦したほか、一般棋戦優勝4回の実績を持つ。2013~17年に日本将棋連盟専務理事を務めた。【丸山進】

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