盛山文科相、不信任決議に「野党議員も同じようなことだったのでは」

　2021年衆院選で世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の友好団体に支援を受けたと指摘され、立憲民主党から衆院に不信任決議案を提出された盛山正仁文部科学相は20日の閣議後記者会見で「何ら恥ずべき行為をしたというつもりはない。引き続き職責を果たしていく所存だ」と述べた。

　盛山氏は「現在、旧統一教会との関係を断っており、（教団に対する）解散命令請求の対応などに取り組んでいる」と述べ、教団からの影響は受けていないと強調。21年衆院選の公示直前にあった教団友好団体の集会に出席したことが問題視されているが、「安倍（晋三）元総理が銃撃される半年以上前の話で、旧統一教会がこれほど悪質で、危険な団体であることを理解していなかった。野党の議員も同じようなことだったのではないか」と語った。

　教団友好団体の機関誌が、毎月無料で盛山氏の地元事務所に送られていたと朝日新聞に20日、報じられたことについては「先方から事前の断りなく、一方的に送られてきたものだ。事務所や議員会館に送られてくる雑誌、郵便物は大量にあり、私が一つ一つ目を通すことはない」とし、届いた雑誌は事務所職員が処分していると説明した。【李英浩】